ご存じですか?今注目のLINEミニアプリについてやさしく解説!

こんにちは。マーケティング部の中川です。

みなさまは「LINEミニアプリ」というサービスをご存じですか?

私はアイリッジ入社後初めて耳にしましたが、実はこのLINEミニアプリはアプリ業界で今大注目のサービスなんです。

今回の記事では、LINEミニアプリとは何か、どういうところに注目されているのかについてお話しいたします。

 

ミニアプリとは

LINEミニアプリの「ミニアプリ」とはそもそも何でしょうか。

機能が少ないアプリ?画面が小さいアプリ?言葉だけ聞いても、どんなものか想像しづらいですよね。

実は、「スーパーアプリ」と言われるアプリをプラットフォームとし、その中でのみ利用することができるアプリのことを指しているんです。

 

ほとんどのアプリは、それぞれ一つの事業者によって一つのサービスを提供するために運営されています。

しかしスーパーアプリでは違います。アプリ内部では様々な事業者による多様なサービスが、ミニアプリという形で提供されているのです。

 

「スーパーアプリ」の代表例として、国内ではLINEやPaypay・aupay、スーパーアプリ先進国の中国ではWeChat(微信)やAliPay(支付宝)などが挙げられます。

 

一般的なアプリとミニアプリの違い

私たちが想像する一般的なアプリは、AppStoreやGooglePlayなどのアプリストアからダウンロードして利用するものです。

インストールした後はスマートフォンのホーム画面にアプリアイコンが一つ増え、それをタップして起動する、といった手順を踏んで使うイメージですね。

このようなアプリをネイティブアプリと言います。

 

一方ミニアプリは、先述したようにスーパーアプリをプラットフォームとしています。

そのため、スーパーアプリがダウンロードされていれば、新たにミニアプリをダウンロードする必要がありません。

ユーザーは一つのアプリを操作している感覚で、シームレスに複数のミニアプリを横断して利用することができます。

 

以前は、店頭で紙のポイントカードをよく勧めていました。

その一方ユーザーからは、財布がいっぱいになってしまうという理由で断られることが多かったかと思います。

 

現在、紙のポイントカードは、アプリで代替できるようになってはきました。

しかし今度は、同じようにスマートフォンのホーム画面がアプリアイコンで一杯になってきてしまい、アプリのダウンロードに抵抗を感じるユーザーも増えている、という訳です。

そういったユーザーに「ミニアプリ」という選択肢がうまくマッチしているのです。

 

LINEミニアプリとは

今や全世代の8割超が利用しているSNSアプリであるLINE。

そんなLINEをスーパーアプリとしたミニアプリを、LINEミニアプリと称しています。

 

「LINEにミニアプリなんて機能、あったかな?」という方もいらっしゃるかと思いますので、実際の画面を見ていただきましょう。



LINEアプリのホーム画面上部に検索窓があります。そこに「ミニアプリ」と入れると、「サービス」から現在提供されているミニアプリの一覧を見ることができます。

あるいはお目当てのミニアプリがあればその名前で検索することも可能です。

 

ただ、現在ミニアプリは多数登録されており、やみくもにこの一覧から探すのは現実的ではありません。

そのため、実際には以下の2パターンで利用を開始することが多くなるでしょう。

  • LINE公式アカウントからの誘導
  • 店頭などでのQRコードによる誘導

もしかしたら、皆様も気づかないうちに実はLINEミニアプリを利用しているかもしれませんね。

 

LINEミニアプリの特徴

LINEミニアプリには、他のスーパーアプリのミニアプリと比べると大きく異なる点があります。

 

「ミニアプリとは」の項で、日本のスーパーアプリとしてLINE以外にPaypay・aupayを挙げました。

気づいた方もいらっしゃるかもしれませんが、これらはすべて電子決済の機能を有したアプリなんです。

 

そのため、多くのスーパーアプリ内で提供されているミニアプリは、スーパーアプリ側の決済サービスを絡めたものとなっていることがほとんどです。

 

もちろんLINEもLINE payという決済サービスを持っていますが、ミニアプリ側では特にそれを利用する必要はありません。

 

LINEミニアプリでよく提供されている機能を見てみましょう。

  • デジタル会員証
  • クーポン
  • ポイント
  • 予約
  • 事前オーダー
  • テーブルオーダー
  • 順番待ち
  • 取り置き
  • EC

かなり多彩ですね。

これらの機能を1つまたは複数備えたミニアプリが、LINEでは主流です。

 

また、LINE公式アカウントと連携したユーザーコミュニケーションが取れることも、LINEミニアプリの魅力の一つです。

 

LINEミニアプリのメリット・デメリット

では、事業者がLINEミニアプリを提供するメリット・デメリットはどういったものでしょう。

 

メリット

ユーザーにとっての利便性が高い

ユーザーにとって、ネイティブアプリには以下のようなハードルがありました。

  • ダウンロード自体に手間がかかる
  • ダウンロード時の通信容量がかかる
  • スマートフォンのホーム画面にアプリアイコンが増えて使いづらくなる
  • 多数のアプリを持つことでスマートフォン本体の容量を圧迫する

そのため、よほどよく使う店舗のアプリ以外は利用したくないと思っているユーザーも少なくありません。

しかし、LINEミニアプリであればこれらのハードルは問題になりません。

 

開発コストが低い

ネイティブアプリの開発には、かなりの費用と期間を要します。

使ってもらえるアプリにしようと、多くの機能を盛り込んだりデザインにこだわったりすればなおさらです。

 

しかし、LINEミニアプリはLINEプラットフォーム内で展開するシンプルなアプリです。

そのため、これらの費用を抑えて開発することが可能です。

 

デメリット

自社アプリやサービスへのロイヤルティを育てにくい

ユーザーがアプリを操作している感覚なしに気軽に使えるということは、裏を返せば自社やサービスをあまり意識してもらえないということでもあります。ミニアプリとは別のアプローチで、ユーザーのブランドへの愛着を育てていく必要があるでしょう。

 

デザインや機能にこだわれない

LINEというプラットフォーム上で展開するため、デザインや機能には制約があります。特殊な機能や凝ったデザインを実装したい場合には、ネイティブアプリを開発する必要があります。

 

LINEミニアプリはどんな企業におすすめ?

では、LINEミニアプリを導入すべきなのは、どんな企業でしょうか。

アイリッジでは、以下のような方にLINEミニアプリの導入をお勧めしています。

  1. 自社アプリを作りたいが、あまり費用をかけられない
  2. サービスの認知度が低く、アプリを作ってもダウンロード数が伸びないことが予想される
  3. 自社アプリはすでにあるが、ライトユーザー層のダウンロード数が伸びていない

ここまで何度か触れたように、ユーザーにとっても事業者側にとっても、LINEミニアプリは導入や使い勝手の手軽さが魅力です。

 

これまで一部の有名企業以外は、自社アプリをダウンロードしてもらうことが難しいのが現実でした。

ですが、LINEミニアプリであれば、アプリをライトユーザーにも利用してもらえる可能性が高まります。

 

そして一度LINEミニアプリというタッチポイントを作ってしまえば、そこを起点に様々なアプローチが可能になります。

ユーザーに繰り返しの利用を促し、最終的にロイヤルカスタマーへと育てていくその道筋を描く一つの手段が、LINEミニアプリなのです。

 

 

 

今回はLINEミニアプリについてお話ししました。

まだあまり認知度はないですが、これからますます伸びてくるサービスですので、ぜひ名称だけでも覚えていっていただけると幸いです。

 

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