【社員インタビュー】自由度の高い働き方と大きな裁量で、お客様の体験を豊かにするQAエンジニアの仕事とは

「リモートワークやフレックスで、自分のスタイルに合わせて働きたい」
「現場の判断で裁量を持ち、お客様に直接届くサービスをよくしたい」
そんな想いを実現しているのが、アイリッジ品質管理グループの廣瀬さん(グループ長)です。
長年ソフトウェア品質の最前線で培ってきた経験をもとに、アイリッジでのやりがいや働き方、そしてこれから挑戦したいことについて伺いました。
キャリア・自己紹介
Q. これまでのご経歴を簡単に教えてください。
新卒でソフトウェア開発会社に入社し、品質管理部門でキャリアをスタートしました。約22年間勤めた後、アイリッジが2社目です。
Q. QAエンジニアという仕事を選んだきっかけは?
もともとはプログラマー志望で業界に入りましたが、完全未経験だったため、まずはテスターから始めました。正直、自分で選んだというより、会社の戦略的な部分が大きかったと思います。
ただ、当時の上司に「テストだけやっていては、そのうちテストすらできなくなるぞ」と口酸っぱく言われたことやQMO(Quality Management Officeの略)的な役割を任せていただけたことが転機に。広い視点を持つきっかけをもらえたおかげで、今のキャリアにつながっていると感じています。
Q. アイリッジに入社した理由は?
当時、品質管理グループは立ち上げの段階にあり、取り組むべきことが数多く残されていました。
今でも課題はまだまだ残されていますが、その状況に大きなやりがいを感じると同時に、決め手となったのはCTO古木さんからの「今なら廣瀬さんの好きにやっていいですよ」という言葉。
その一言で、自分の裁量でより良い仕事ができると確信しました。

業務内容・やりがい
Q. アイリッジでのQAエンジニアの具体的な業務を教えてください。
自社プロダクトと受託開発の両方で品質保証を担っています。私は主に受託開発を担当し、テスト工程の推進からメトリクス収集、品質改善施策の提案まで幅広く取り組んでいます。
Q. どんなプロジェクトやサービスに関わっていますか?
昨年業務提携したJR西日本様のスマホアプリ(Tabiwa、関西MaaS、Wesmo!など)を中心に担当しています。
これらのサービスは日々多くのお客様に利用されており、品質改善が直接ユーザーの満足度向上につながることに、大きな責任とやりがいを感じています。
Q. QAエンジニアとしてやりがいを感じる瞬間は?
品質を高めるために、「なぜ品質が悪いのか?」という仮説をいくつか立て、改善施策に落とし込む。そしてその施策がバチっとはまった瞬間に大きなやりがいを感じます。
品質を数値化・言語化できるのはQAエンジニアならではの強みであり、その成果によって社内のPMやお客様から感謝いただけることも少なくありません。特に、自らの提案による改善がサービスの品質を高め、それが実際にお客様の便利さや安心感につながったとき、この仕事の価値を強く実感します。
チーム・働き方
Q. QAチームや開発チームの雰囲気は?
とても良い雰囲気だと思います。私の経験上、品質部門が成熟すると開発部門との間に断絶が生じがちですが、アイリッジではそのような心配はありません。
私自身が意識している面もありますが、会社全体がフランクで協力的なカルチャーであることが大きいと感じています。
Q. リモート環境での工夫は?
リモート勤務では、コミュニケーションに一定の工夫が必要ですが、アイリッジではIRDG Talk(アイリッジトーク・1on1)といった仕組みがあり、情報共有や気軽な相談にとても役立っています。
また、定時後にはオンライン飲み会を開催することもあり、場所や移動時間を気にせず参加できるため、リモートならではの交流の場として好評です。
フレックス勤務やリモート勤務を組み合わせ、自分のリズムで集中しつつ必要な時にはしっかりチームとつながれる自由度の高い環境は、成果を出しやすい大きな魅力のひとつだと思っています。
Q. QAエンジニアとして大事にしている価値観は?
原則論にとらわれすぎず柔軟であること。合理的な解を瞬時に出すには引き出しの多さが重要なので、常に学び続けています。
最終的には「お客様にとって意味のある改善につなげる」ことを大切にしています。

今後の挑戦・展望
Q. 今後取り組みたいことは?
現在の課題の一つは、小規模プロジェクトにおける品質担保です。大規模で予算に余裕のある案件であれば、一定以上のリソースを品質確保に充てられますが、小規模なプロジェクトではそうはいきません。そのため、プロセスの標準化やAIの活用などを通じて、低コストでも品質を維持できる仕組みを模索しています。
もう一つの課題は、リソース不足により品質管理グループが関与できていない案件が多いことです。そこで、プロジェクトの規模やリスク度合いを可視化し、リソース配分に優先度をつけることで、最適な体制を構築していきたいと考えています。
Q. QAにおける自動化やAI活用については?
テスト自動化は一部で導入していますが、万能ではありません。導入にはコストがかかり、効果が出るまでに時間も必要なため、一定以上の規模やリグレッションテストの頻度が高いプロジェクトでなければ適さないという課題があります。
一方で、生成AIについては会社全体では活用が進みつつあるものの、品質管理グループではまだ十分に取り入れられていません。今後は取り残されないよう積極的に活用し、どの工程や作業に適用すれば効果的かを検討していきたいと考えています。
採用メッセージ
Q. どんな人と一緒に働きたいですか?
品質管理グループは、単なるテスト部隊ではなく、テストを含めた「品質担保・品質向上」そのものをミッションとしています。限られたコストの中でいかに品質を高めるかを常に考え、技術や知識を柔軟に取り入れながら実践していく姿勢が求められます。
メンバーは全員が第三者テスト会社の出身ですが、アイリッジはテスト会社ではありません。なので、テスト会社にいれば触れられたはずの最新のトレンドや技術には、自ら手を伸ばして取りに行く必要があります。基礎的な知識やスキルだけに依存していては、数年で時代遅れになってしまいます。未知の分野にも前向きに挑戦できる「向上心」と「自走力」を重視しています。
Q. QAエンジニアに向いている人物像は?
数字に強く、言語化の能力が高い人です。
品質を守り高めていくには、数字の違和感や関連性に気づける目と、そのデータから「次に何をすべきか」を考えられる力が欠かせません。
お客様の「テスト結果や品質に対する疑問」に適切な回答ができる言語化能力も必要です。
また、私たちが定義する「リーダー」とは、「アイリッジの品質をリードできる人」という意味でのリーダーです。「品質を向上させるには?」から逆算して、どんな技術や知識が必要かを考え行動できる自走力も求められます。
Q. 応募を検討している方へメッセージを。
「コミュニケーション力」や「リーダー経験」はもちろん大事ですが、多くの方がそれを重視するので、差別化のキーワードにはなりづらいです。品質エンジニアとしての根源的な、「どうやって品質を良くしてきたか」という経験や実績を知りたいです。どんな技術やフレームワークを使って、どんな工夫をしたのかをぜひ聞かせてください。
そして、常に成長していこうという気持ちを持ち、自分の成長と会社の成長を一緒に楽しめる方と働きたいと思っています。「自分も会社ももっと良くしてやる!」という想いを持ち、自由度の高い環境や大きな裁量を活かして、お客様により良いモノを届けたい方。そんな方にぜひ仲間になってほしいです!
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