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位置情報関連技術(GPS、Wi-Fi、iBeacon/Bluetooth)活用のメリット・デメリット
当社の「popinfo」は、即時的にユーザーへお知らせを配信するプッシュ通知からはじまり、
・時間を切り口とした「予約配信」
・ユーザーの属性や嗜好を切り口とした「属性配信」
・空間を切り口とした「位置情報連動配信」「Wi-Fi配信」「Bluetooth配信」
と発展してきました。
現在では、「位置情報連動配信」「Wi-Fi配信」「Bluetooth配信」はO2O/オムニチャネルソリューションとして、当社サービスの強みとなっています。
この記事では、それぞれの位置情報技術のメリットとデメリットを列挙します。
これらの優劣は用途によります。
などが想定できます。
ルート検索やナビゲーション技術は発展途上中ですが、今後も注目すべき技術の一つですね。
1.位置情報(GPS)
メリット 精度が良好。(見通しのよい屋外での実誤差が1桁メートル台にとどまることが多い) デメリット 電池消費が大きい。(popinfoでは、独自ロジックによって必要最小限の使用にとどめるようにしている) 捕捉できるGPS衛星の数やその信号状態に依存するため、高架下などの見通しの悪い屋外では、精度が低下する。2.位置情報(セルベース※)
メリット 電池消費がきわめて少ない。 アプリがターミネートしている時も、大幅に移動すれば位置情報変化が検出できる。 デメリット 精度は芳しくないことが多い。 位置情報変化の検出サイクルが長い。 ※ スマホ周辺にある携帯電話基地局等を利用して位置情報を算出する測位方式3.Wi-Fi
メリット 電池消費が少ない。 屋内で使用可能。 既存のアクセスポイント、公衆無線LANを活用して配信ができる。 デメリット 新たにアクセスポイントを設置する場合は導入コストが発生する。 iOSでは、アプリの状態によってアクセスポイントの検出に制限がある点でiBeaconより大きく劣る。4.Bluetooth(ここではiBeacon)
メリット 電池消費が少ない。 アプリや端末の状態に依存せず、ビーコンを検出することが可能。(iOS7.1) Wi-Fiアクセスポイントを新規に導入するケースと比較して、導入コストが少ない。 デメリット 電波の受信範囲が広くない。(広くないがゆえにピンポイントな配信ができるが) 屋外での活躍シーンは未知数。 お客様(popinfo導入企業様)のやりたいことは何か、またエンドユーザーのUXをいかに損なわないか、という観点で、最適な技術を提案するようにしています。おまけ:ルート検索機能(iOS7)
もう少し技術的なことも書きたくなったので、iOS7のルート検索機能の概要をご紹介したいと思います。 「現在地から目的地までのルートを検索したい」というニーズはiOS7から追加されたMKDirectionsクラスの機能等を実装することにより実現することができます。 この機能によって、目的地までのルート(経由地、距離、所要時間)を示すことができます。 さらに、MKMapCameraを実装することによって、ユーザーに分かりやすい形で可視的に目的地に導くことができます。 活用例として、 ・お知らせを配信する ・ユーザーがお知らせを開く ・開催中のセール情報とともに、最寄りの店舗への道筋をナビゲートする
参照画像
