病院もアプリで安全で便利になる時代へ
こんにちは。オムニちゃんです。
この間、お見舞いで病院に行ってきたんだけどね、初めて行く大きな病院だったから迷子になっちゃったの。
もしこれが患者さんだったら、具合悪い中、迷子は困るわよね。
でも、こんなときもアプリが大活躍!
システムは様々だけど、中でもiBeaconは、いろいろなシーンで使えるみたい。
小児病院の患者さんとその家族のために スマートフォン所有率高いことも決め手に
アメリカにあるBoston Children’s Hospitalでは、専用アプリをダウンロードすると施設内のナビゲーションをするサービスがあるんだよ。
この病院は12の建物に分かれているんだけど、それぞれ渡り廊下でつながっているわけではないんだって。
だから、働いているスタッフでさえ迷うという日々が続いていたみたいなの。
とりわけ、病気の子どもがいる患者さん家族にとっては、かなり深刻な問題よね。
例えばA棟2階からF棟6階へ検査のため移動って言われた時、痛みや苦痛がある中で迷ってしまったらとても辛いもの。
病気と闘う子供たちとその家族が少しでも病院生活をストレスなく過ごせるようにと、コンシェルジュのようなアプリを作ろうと思ったんだって。
このほかにも医師を検索することもできるし、予約の管理や検査結果・健康状態の記録の確認や、入院が長期になる場合に備えて周辺のスーパーや飲食店情報も掲載されているよ。
病院を訪れた人の半分近くがスマートフォンを使っていることがユーザーテストでもわかって、このサービスを本格稼働させたんだって。
iBeaconで病院がこんなに変わる
iBeaconを使うと、ナビゲーションの他にも病院でたくさんのことができるようになるみたい。
例えば、患者Aさんの病室に医師が足を踏み入れると、医師のタブレットにAさんの医療情報がプッシュ通知されるの。
レントゲンなどの検査データや薬の処方データなどが即座に現れるんだって。
カルテの見間違いや薬の処方間違いみたいな医療ミスも、こうしたシステムの導入で改善できる可能性もあるよね。
もちろん誰でも見られるわけではなく、閲覧制限で主治医や担当看護師だけに限ることもできるんだって。
急変した患者さんが発生した場合に、医師が院内にどこにいるのか即座に把握することも可能よ。
緊急時の応答時間を短縮することができるから、1分1秒争う病院には必要なシステムだと思うわ。
ホテルでは実際にすでに導入されている、自動チェックインのサービス。
これが病院でも可能で、化学療法やリハビリみたいに定期的に病院を訪れる患者さんは、受付を通るだけでチェックインすることができるの。
同時に、今日の治療内容やどこへ行くべきかをスマートフォンにお知らせ通知する他、待ち時間を知らせたりすることもできるんだって。
便利さはもちろん必要だけど、病院には精密機器がたくさんあるし、命を預かる現場だからこそ、まずは安全かどうかが最優先よね。
医療業界を安全にリードしてくれるiBeaconにこれから、ますます注目が集まりそうね。
参考
http://miipharos.com/ibeacon-deployment-hospitals-healthcare-industry/
https://itunes.apple.com/us/app/boston-childrens-hospital/id516158817