アジア各国に広がるFin-Tech
どうも!オツオです。
このブログでも紹介しているFin-Techだけど、欧米が先を走り、日本はまだまだ遅れがち。
さて、今回は、周辺のアジア各国のFin-Tech、どんな取り組みをしているのか紹介するよ。
中国のショッピングセンターのアプリは手厚いサービス
中国のIT関連企業グループのアリババグループが開発したアプリ“Miao Street”。
これはショッピングンセンターなどの小売業界向けに開発されたもので、店内のナビ機能から支払い機能まですべてを兼ね備えているんだ。
ユーザーがいる場所や人口統計に基づいて、そのユーザーに対して個別のメッセージを送ることができるよ。
お店に到着すればクーポンも届くし、駐車場の空き状況を事前に教えてくれたり、駐車スペースの空いている場所に誘導してくれたりと、とにかく手厚い。
支払いシステムは独自に開発したAliPayを搭載。
クレジットカードやキャッシュカードを持つことなく、スマホ一つあればショッピングが完結するようになっているんだ。
Facebook上で個人同士ができる送金システム
インドのアクシス銀行は、ユーザーがWhatsAppやFacebook・Twitter・電子メールや電話で連絡先リストを介して、お金を送ることができるんだって。
一日あたり5万ルピーまでだから、日本円にしてだいたい10万円までの送金が可能ってことだね。
送る側は、Facebookのサイト上で金額を入力。
受け取り側のピングコードを設定して、送り先の相手の名前を選択したらそれで送金終了。
とても簡単に送金できるのが魅力だよね。
インドではこうした新しい支払い方法の開発がどんどん進んでいるわけだけど、一方でクレジットカードの普及率はわずか2%と低い国なんだ。
タクシー会社のUberではアプリで決済するのが特徴的だけれども、現金しか持っていない何百人のお客さんのために、インドでは現金払いも選択できるようなシステムに変更しているんだって。
給与管理システムとモバイル決済システムを統合して・・・
香港の給与管理システム開発を手掛けるSalariumuとモバイル決済システム開発を手掛けるPyxPayの二つの企業は手を組んで、従業員が世界中のどこにいても給料を払えるシステム“SAL Pay”を開発したんだって。
Salariumuのシステムではもともと労働時間の管理や給与処理・経費管理などのサービスを提供していたんだ。
そこに、PyxPayと手を組むことによって、国境を越えて仕事をする企業にの社員に対してスマートフォンを経由した幅広いサービスを行うことができるようになるんだって。
参考
<中国>
http://fintechranking.com/2015/05/14/alibaba-launches-market-to-shoppers-services-via-mobile-app/
<インド>
http://fintechranking.com/category/inspirasia/india/
http://fintechranking.com/2015/05/11/uber-is-testing-cash-payments-in-india/