支店もWebサイトもない“アプリだけ”の銀行ってどんな銀行?
あ~暑い!毎日、暑い日が続いているね。
どうも!オツオです。ことしもまた、熱中症に要注意の季節がやってきたよ。
さて、今回の話題は銀行。
イギリスで初めての、窓口がなくてアプリだけで取引ができる銀行が立ち上がったよ。
銀行なのに、支店もWebサイトもない
みんなはどこの銀行に口座を持っているかな。
みずほ銀行、三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行・・・。
地方銀行もあるし、楽天銀行やジャパンネット銀行っていう新しい形態の銀行もあるよね。
イギリスで新しく開業の認可を受けた銀行・Atom Bankは、これまでのイギリスの銀行の形態とは一線を画すもので、ことし後半に業務をスタートさせるよ。
口座開設をしたり、お金を引き出したり、振り込んだりする各地にある支店もないし、インターネットバンキングにシフトしているものでもない。
なんとアプリだけがこの銀行の基盤なんだ。
日本では楽天銀行やジャパンネット銀行もアプリで口座開設ができるから、業務形態のイメージは似ているね。
窓口よりもモバイルが優位
日本の窓口をもつ銀行でも、アプリやインターネットバンキングの機能は持っているよね。
みんなも振り込みとかで使ったことあるでしょ、きっと。
それはイギリスでも同じ。
英国銀行協会が顧客のモバイル使用状況を調べてみたところ、イギリス国民は銀行アプリを一日に1000万回使い、インターネットバンキングには900万回ログインされることがわかったんだって。
一方銀行の窓口は、仮にネットバンキングのように毎日窓口が業務していたとすると、一日にたったの100万回の利用にとどまったんだって。
窓口があってもアプリやネットバンキングを使うということがよくわかる調査結果だね。
将来的には、これの傾向に拍車がかかると協会では見ているらしい。
昔ながらの窓口がある銀行は、顧客とのやりとりの手段として、インターネットやモバイルバンキング・それに窓口と、複数の販売チャネルを持っているよね。
一方、AtomBankはアプリただ一つなんだ。
なぜかって?お客さんが使っていないものに対してコストをかける必要ないし、そのコストをお客さんが負担する必要ないよねということ。
窓口を持たないことが銀行のコストカットにもつながる。
その結果、顧客へメリットが返ってくるっていうわけだ。
日本でも、新しい形態の銀行は増えているけど、将来銀行の窓口がなくなる!なんてこともありうるのかも。
参考
http://fintechranking.com/2015/06/24/britain-just-gave-the-green-light-to-a-bank-with-no-branches-and-no-website-just-an-app/
http://www.cnet.com/news/uks-new-atom-bank-banks-on-a-smartphone-app-instead-of-branches/
http://www.telegraph.co.uk/finance/newsbysector/banksandfinance/11672021/Mobile-banking-has-eclipsed-branches-and-even-the-rest-of-the-internet.html
https://www.atombank.co.uk/blog/2015/06/more-than-skin-deep