家具専門店 成功の秘訣はオムニチャネル戦略
どうも!オツオです。
前回、一人暮らしの話をしたけど、それに伴って、家具をいろいろ買ったんだ。
やっぱり、家具となると値が張るよね。実物を見ずにネットでワンクリック購入ってのも、ちょっと勇気いるなと、家具専門店をいろいろ回ったんだ。お店の人に特徴を聞いたり、見比べてっていう作業はちょっと疲れちゃった。
もっと楽に家具を買える方法があればいいんだけど。
さて、今回は、家具専門店の海外の事情を紹介するね。
家具の特徴をアプリで説明
ドイツにあるヨーロッパ最大の家具の専門店、Inhoferでは、お店を訪れるお客さんのために特別なアプリを用意しているんだ。お客さんがそのアプリを自分のスマホにダウンロードすれば、展示してある家具を見て回るときに、商品に近づくとその特徴をスマホに表示してくれるんだって。
そう。ここでもiBeaconが使われているよ。家具の情報だけじゃなくて、「キッチンを購入する際の3つのヒント」とか「パーフェクトなベッドを買うには」なんていう、お客さんのショッピングの参考になるような情報もいっしょにスマホに送ってくれる。
美術館や博物館なんかで、展示の美術品を説明する手段としてiBeaconが使われているけど、家具専門店でも使えるね。
家具って、少々、勇気のいる買い物だから、情報がたくさん欲しいし、自分のペースで商品が見て回れるのもいいね。
オムニチャネル化で売上がアップ
アメリカの南カリフォルニアで11の店舗を展開する家具専門店Jerome’s。1954年創業の老舗家具専門店なんだけど、実は、この1~2年でものすごい急成長を見せているんだって。
年間1億5000万ドルの売り上げは、オンラインショッピングの成功がその裏にあるみたいなんだ。
驚くことに、Jerome’sのオンラインショッピングの売上の大半は、店舗内でクリックされたものなんだって。
要するに、お客さんは実際の商品を自分の目で確認するためにお店を訪れているんだけど、オンラインショッピングのサイトを見れば、在庫があるのかないのか、即日配送が可能なのかどうかも、すべて情報として入っているし、ワンクリックできるボタンも用意されている。オンライン上で情報を得たら、最終的には店内でオンラインで気軽に買うという方法を選択しているようだね。
Jerome’sは検索連動型広告っていって、実際に広告がクリックされた数に応じて課金されるシステムを使っているんだけど、それを活用することによって、どれぐらいお客さんが公式サイトを使っているのかを分析することができたし、オンラインショッピングのサイトにスムーズに誘導することもできたんだって。
オンラインでもオフラインでも買えるオムニチャネル戦略は売り上げに大きく貢献しているんだね。
参考
http://www.cpcstrategy.com/clients/jeromes-furniture-case-study/
