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話題沸騰!今注目すべき飲食店アプリ3選

チェーン店をはじめとして、最近ではお客さまとのコミュニケーションを円滑に行うために独自のアプリを導入する飲食店も増えてきました。
今回は、直近でリリース、アップデートされた飲食店アプリの中で、気になったものを3つ、ご紹介します。

さくら水産アプリ

関東地区で展開している海産物がメインの居酒屋チェーン、さくら水産の公式アプリ。
そのリーズナブルな値段設定は、他店の追随を許さず、季節ごとに旬の食材を使ったキャンペーンを行っています。
居酒屋ながら、お値打ちなランチ(ライス味噌汁食べ放題)も人気のお店です。

 

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注目すべき点の1つ目は「ランチスタンプカード」です。ランチに行くたび、QRコードを読み取ることでスタンプを貯めることができます。5つ貯まるとチケットに交換でき、チケットの枚数に応じてクーポンに交換できます。ドリンク一杯無料や大量刺盛りサービスなど、夜に使えそうなクーポンをランチタイムに配布しているため、ランチユーザーをディナータイムへ誘導するのが狙いのようです。

2つ目は「アプリ限定クーポン」です。アプリをダウンロードして、アクティブにさせるためのクーポンのようです。利用金額から5%オフになったり、ボトル一本無料プレゼントだったり、さくら水産のヘビーユーザーにとってはお得感満載のクーポンになっています。

3つ目は「店舗限定クーポン」です。現在のところ、アプリ限定クーポンと内容は変わりません。しかし店舗限定とすることで、「さくら水産に行く」ではなく、「さくら水産の○○店に行く」というモチベーションを喚起することにつながります。特定のお店のファンにさせるための機能として使えそうです。店舗ごとの送客ツールとしてアプリをうまく利用している好例ですね。

このようにさくら水産のアプリは、クーポン満載の機能によってユーザーの送客強化に使っていそうです。アプリ経由でどのくらいの効果が見込まれるか楽しみです。

 

マクドナルドアプリ(リニューアル)

次に紹介するのはご存じ、マクドナルドのアプリです。飲食店アプリの中でも特に有名なアプリですが、7/20にリニューアルされました。

 

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アップデートした機能の中で一番気になるのは、クーポン利用のために会員登録、ログインが必要になったことです。従来のアプリでは会員登録が不要だったため、企業側はユーザーのクーポン利用実態が見えませんでした。今回ログインを必須にすることで、会員情報に基いてどんなユーザーがどのくらいの頻度でクーポンを使うのかが分析できるようになったり、会員情報に紐づくプッシュ通知を送れるようになっています。よりパーソナライズされたクーポン配信などができるようになってくるかもしれません。

 

吉野家アプリ

牛丼を主力商品とする大手外食チェーンの吉野家が、公式アプリをリリースしました。このアプリの一番の特徴は、「歩く割」です。スマホで歩数をカウントし、その歩数に応じてクーポンがもらえるイベントを開催しています。他の飲食店アプリの場合、店舗情報やクーポンを前面に押す場合が多いのですが、吉野家アプリはこの「歩く割」がメインコンテンツとなっています。アプリトップも新メニューのお知らせと「歩く割」のみがファーストビューに来ています。吉野家のアプリというより、万歩計アプリとしても使えそうです。

 

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なぜこのような機能を吉野家アプリは搭載したのでしょうか。ここからは想像になりますが、吉野家としては3つの意図があるのではないかと思います。

1)「食べる健康、歩く健康」というビジョンを大切にしていることを伝えたい

牛丼のイメージの強い吉野家ですが、今後、幅広い客層を取り込んでいくため、健康を大切にしているというブランディングを行うことが重要だと考えているのではないかと思います。「うまい・やすい・はやい」という特長に加え、高齢者や健康志向のお客さまにもアプローチし、現代社会のニーズにあったコンセプトを打ち出しているように見えます。

2)イベントは、会員登録を増やすため

「歩く割」のイベントには、会員登録が必要になります。この会員登録者数を増やすための施策として、クーポンを配信し、イベント参加を誘導していると考えられます。参加者が増えることで、今後のアプリを通じたキャンペーンが、より効果的なものになります。

3)アプリ内のアクティブユーザーを高めるためのエンタメ系コンテンツ

アプリマーケティングの中で重要なKPIの1つに、アクティブユーザー数があります。「歩く割」という万歩計代わりにもなる機能を提供することで、そのコンテンツを楽しみに、アプリを立ち上げるユーザーを増やすことができます。単純なクーポンでは、使うときにしかアプリを立ち上げることがありませんが、こうした機能であれば、毎日どのくらい歩いたのかをチェックしたくなり、毎日アプリを立ち上げてもらうきっかけにつながります。

 

まとめ

いかがでしたか?いずれも皆さんよくご存じのお店ばかりだったと思います。これらのお店が、ユーザーを惹きつけファンにをつくるための施策として、アプリを通じたコミュニケーションに力を入れてきている傾向が読み取れます。ただ単にアプリを導入するだけでなく、アプリの活用促進やユーザーの利用動向を次なるマーケティング施策に活用しようという動きも垣間見えますね。今後も引き続き、アプリを通じたインタラクティブなコミュニケーションが加速しそうです。

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