2017年に増えそうなアプリトレンド
本日は、2017年を迎えて、今後増えていきそうなアプリについてご紹介していきたいと思います。
1. 支払いまでできるアプリ
まず最初のサービスは決済です。昨年、日本でApple Payが使えるようになって、駅の改札やコンビニなどでApple Payを利用するユーザーを見かけるようになってきました。また、楽天のようなオンラインのITサービス業者もオフライン向けの決済サービスとして楽天Payを開始しはじめました。
2017年はこうしたスマートフォンを使った決済サービスが、他にも出てくるものと予想されます。既に米国スターバックスでは、モバイルでのオーダーが6%を超え、ピークタイムでは10%を超えているようです。
外食チェーンのモバイルオーダーはゲームチェンジャーになるのではないかとも言われているため、日本での今後の導入展開も増えていくことでしょう。
参考: http://blogos.com/article/202977/
2. 健康&ヘルスケアアプリ
Apple Watchの普及に伴い、さまざまなヘルスケアデータが取得できるようになってきたなかで、フィットネス系のアプリが広まってきました。飲料メーカーであるキリンも「お酒と食事の健康サポーター」といったアプリをリリースし、健康を意識させるような取り組みを行っています。
この流れがよりいっそう他の業態にも波及していくのではないかと思ったのが、最近リリースされたGoogleカレンダーのヘルスケア連携機能です。Google カレンダーには「ゴール」という、目標を設定できる機能があります。たとえばジョギングを週3回、1時間行うという具合に設定すると、空き時間にジョギングの予定が追加されます。
この機能がGoogle Fit または Apple ヘルスケアとデータ連携できるようになりはじめました。今までヘルスケアのイメージが強かった企業アプリだけではなく、一般的なアプリまで連携機能をリリースしはじめてきており、このトレンドが今年は増えていくのではないでしょうか。
参考: http://www.appbank.net/2017/01/06/iphone-application/1297228.php
3. 行動データに基づく広告
最後は行動データを活用した広告です。サイバーエージェントやフリークアウトが位置情報をベースとした広告配信を開始し、またシンガポールに本社をおくNear社も同様のサービスを日本向けに展開し始めています。
今までは店舗を運営する企業のアプリが、店舗のそばを通るユーザーに向けた集客をするのに位置情報を利用してきました。これからは、店舗運営をしていないような企業も同様に、ある特定の場所に対して広告配信することで効果的なマーケティングを行えるようになっていくでしょう。こうしたオフラインに向けた広告配信のニーズは高まってきており、今後もマーケットが拡大していくことが考えられます。