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キャッシュレスに無人レジ、レジ不要の店舗まで!流通小売業界の決済トレンド最新情報を一挙紹介

最近スーパーマーケットなどに行くと、セルフレジを見かけるようになりました。並ばなくてもすむし、お店側もレジのオペレーションの効率がよくなるなどで導入が広がっているようです。
本日は、セルフレジよりもさらに先の決済の姿とアプリマーケティングとの関係を見ていきたいと思います。

 

未来の店舗レジの姿とは?先導するAmazon Go

まず、こうしたレジの決済オペレーションで今年注目を浴びているのは、Amazon Goです。



https://www.youtube.com/watch?v=NrmMk1Myrxc


入店時にバーコードによって個人を識別し、またどの商品をかばんに入れたかを把握、ゲートを出るときに決済するというものです。本格展開がはじまる春以降にさらに注目を浴びそうです。

 

日本でも実証実験が開始される無人レジ

日本でも、ローソンとパナソニックが無人レジ「レジロボ」の実証実験を始めています。商品が入った買い物カゴをレジに置くとすぐ合計金額が計算され、となりの機械で決済できるというものです。クレジットカードでも支払いが可能なため、キャッシュレスで買い物を体験できそうです。縦約2センチメートル・横7センチメートルの薄い電子タグが商品に取り付けられており、レジではそれを検知することで支払い金額を計算しています。

参考:http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ12I6N_S6A211C1TI5000/

 

 

店舗でのシームレスなお買い物体験のカギはスマホアプリ!?

こうしたIoT技術をつかった無人レジが立て続けにニュースになっています。今後この流れがさらに広がっていくにあたって、そのカギとなるのはスマートフォンアプリではないでしょうか。

スーパーでの支払いをシームレスに実現するためには、「商品を購入する人は誰か?」、「どの商品を購入したのか?」、「何で決済をさせるのか?」を認識する必要があります。このうち、「商品を購入する人は誰か?」と「何で決済させるのか?」をスムーズに体験させられるのが、スマホだからです。


最近アプリに会員証の機能が搭載されることが増えてきました。アプリにログインしてバーコードを表示し、今までプラスティックカードだった会員証の代わりにしているのです。先のAmazon Goも、アプリでバーコードを読み込ませることで個人を特定しています。

さらに、個人認証したIDにクレジットカードを紐付けておくことで、決済処理もスムーズになります。Amazon Goの場合は、ゲートを通過することがトリガーになり、アプリ内で自動的に決済が完了します。しかしこれは店舗の設備の面で、コストがかかりすぎるかもしれません。中国で大きなシェアを獲得しているAlipayは、バーコード読み込みによる決済にすることでコストの問題を解決しています。私見ですが、バーコードを利用した決済が今後スタンダードになっていくのではないでしょうか。

いずれにせよ、スマートフォンアプリに登録したIDと決済の仕組みを紐づける流れは加速していくでしょう。決済完了後にスマートフォンにプッシュ通知を送れば不正利用にすぐ気づけますし、会員ランクに応じたクーポンを自動的に決済金額から差し引きをしたりといった、より個人を特定したマーケティングがしやすくなるからです。

今後の店舗でのお買い物は、「商品を購入する人は誰か?」と「何で決済させるのか?」はスマホアプリで、「どの商品を購入したのか?」をスーパー店内の端末で処理し、オンライン上でデータを統合した後にアプリを通じてマーケティングを行うようになっていくと考えられます。

 

まとめ

「どの商品を購入したのか?」はAmazon Goがすでに2,3歩先に進んでいる気がしますが、パナソニックの実証実験も注目です。個々の商品を識別するだけではなく、買おうとしたがやめたとか、どの陳列棚にどのくらいの時間滞在したのか、といった購買直前の行動データも含めて収集することができるからです。

去年の年末から今年にかけてのスーパーでの試みは、今後の買い物のやり方をがらりと変えていく一歩になりそうですね。

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