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今後のインバウンド観光客は通信料無料が当たり前!?

2017年7月の訪日外客数が前年同月比16.8%増の268万人となり、単月として過去最高を記録しました。
(参照:http://www.jnto.go.jp/jpn/news/press_releases/pdf/170816_momthly.pdf)

一方で、日本国内でのWi-Fi環境に対する不満が依然として高く、如何に快適な通信環境を提供できるかが大きな課題となっています。

そのような背景のもと、昨今、通信料無料化をフックに訪日観光客を誘引しようというサービスが出現し始めていますので、幾つかご紹介したいと思います。

 

handy

handyは、香港のTink Labsが展開する、ホテル向けのスマートフォンレンタルサービスです。

世界17か国600以上のホテルで導入されており、延べ1,200万人以上に利用されていると言われています。

日本国内ではシャープと合弁会社を設立し、handy Japanとして事業展開を開始しました。

ロイヤルパークホテル、ザ・キャピトルホテル東急など、既に国内でも複数のホテルへの導入事例があります。

宿泊客が端末で利用できる主な機能は下記の通りです。

 

  • 無料無制限の国内・国際通話(客室間・内線通話も可)
  • 無料無制限のインターネットアクセス
  • 地図アプリ連携
  • アプリダウンロード(自由にアプリダウンロードが可能)
  • クーポン
  • コンシェルジュへの電話連携 等

 

また、ホテル向けに管理画面も提供し、プッシュメッセージ配信や、ゲストの統計分析等を行える機能も提供しています。

ホテル向けに端末1台当たり月額980円からサービスを提供されています。

参照:https://www.handy.travel/ja

 

TRIP PHONE

不動産Tech系企業インベスターズクラウドの子会社iVacationが宿泊施設向けに提供している訪日外国人向けコンシェルジュサービスです。

主な機能は下記の通りです。

  • テザリング
  • チャットコンシェルジュ
  • 観光ガイド
  • 航空券・乗車券・タクシー予約
  • エマージェンシーコール 等
  •  

チャットコンシェルジュは、24時間体制・多言語(日・英・中・韓)に対応しており、旅行者からの困りごとの相談からレストランの予約、タクシー配車など、様々なサービスを用意しています。

ホテル向けに端末1台あたり月額6,000円からサービスを提供されています。

参照:https://www.tripphone.jp/index.html

 

Japan Welcome SIM

NTTドコモが提供を開始した、訪日観光客向けのデータ通信専用プリペイドSIMサービスです。

無料プランのプラン0、有料のプラン1000/プラン1700の3つのプランが提供されています。

プラン0は、訪日前に自国で対象の広告動画閲覧等をすることで、15日間無料でデータ通信が利用可能となる予定です。(プラン0は2017年10月にサービス開始予定。)

各プランともに、通信料を動画視聴やアンケート回答によるチャージ、料金を支払う事でチャージする2つのチャージ方法が用意されています。

参照:https://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2017/06/26_01.html

 

いかがでしたでしょうか。

訪日観光客が安全・安心・快適に国内旅行をする上で、通信料無料は嬉しいですね。今後、通信料無料をフックとした新たなサービスが広がるかもしれませんね。

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