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モビリティサービスを繋ぐMaaS(Mobility as a Service)【2020年3月まとめ】

OMOソリューション本部 本部長の石永です。

2019年11月から全4回シリーズで【OMOとは。CX最大化への道】をご紹介しました。

今月からは、効率よくトレンドを把握したいマーケターの方に向けて、私の視点で先月の注目トピックスをご紹介していきます。

3月は各社が様々な取り組みを開始し、サービスリリースなども数多くあった月でした。
中でも昨今、生活者の行動を大きく変えるのではないかと予想されているMaaSに関する取り組みが一段と多く見受けられました。

本日は、そもそもMaaSとは何なのかということと、最近注目すべきMaaS関連のリリースを振り返ってみたいと思います。


MaaSとは


MaaSとはMobility as a Serviceの略で、様々なモビリティサービスを情報通信を活用し、サービスの仕組みを一つにまとめて利用する考え方です。

具体例としては、「電車で自宅から新横浜駅まで行き、そこから新幹線に乗り換えて新大阪駅で降りてタクシーで目的地まで向かった。」という場合、電車は交通系ICカード、新幹線は現金、タクシーはクレジットカードで支払うという事があるかと思います。

その際、それぞれの交通手段の予約や利用手続き、支払いが別々であることに不便を感じる方も少なくないと思います。
しかしMaaSの取り組みが実現されていくと、ひとつのアプリで電車利用、新幹線とタクシーの予約が可能で、決済も一度で完了するなど、複数の異なる移動手段であっても、別々に手続きすることなく完結できるようになります。

MaaSに統合される内容には、ルート検索や価格情報、複数の交通手段の予約や決済が含まれます。

また利用できる交通手段は幅広く、電車、新幹線、バス、フェリー、タクシー、飛行機など主な公共交通機関が統合され、加えてレンタカーやシェアサイクリングなども含まれる場合が多いです。

ここで重要なのは移動手段に自家用車が含まれない事です。
これはMaaSのビジネスモデルの多くが定額制で、公共交通機関を乗り放題にして各交通手段の企業にエコシステムとして利用料を回していくためです。

MaaSは海外が先行しており、特にフィンランドのMaas Global社が立ち上げた「ウィム(Whim)」というMaaSアプリが大きくシェアを持っています。

Maas Global社は運輸通信省の支援のもと、一企業の範囲を超え国の施策としても動いています。

ウィム(Whim)では、利用者が目的地を入力すると公共交通機関を含む複数の経路と料金が提案されます。

そこで希望の経路を選択し決済を行います。その後は選択した経路の通り移動していきます。

ウィム(Whim)には4済類のプランがあり、30日間59.7ユーロの「Whim Urban 30」、30日間249ユーロの「Whim Weekend」、月額499ユーロの「Whim Unlimited」、利用ごとに決済される「Whim To Go」となっています。(2019年10月現在)
それぞれのプランは、選択できる乗り物や利用できるタイミングが異なりますが、全てが乗り物個別で支払うよりも格安で利用できるようになっています。

他にも台湾、ドイツ、スウェーデン、アメリカでもMaaSの取り組みや整備が進んでいます。

日本では現在、鉄道会社が中心となりMaaSの取り組みをスタートしています。
MaaS+観光という組み合わせの実装実験が行われるケースも増えてきています。

MaaSの取り組みはひとつの企業が単体で進めるケースはほとんどなく、複数の企業のサービスを組み合わせ連携させていくので、フィンランドのMaaS Global社が立ち上げた「ウィム(Whim)」の様に国家プロジェクトとして取り組めると大きなエリアで有効的に利用できるサービスになると考えられます。

また、国を跨ぐと環境や課題も大きく異なり、ワールドワイドなプラットフォーマーが入りにくい分野とも言えます。
このような理由でMaaSは国や地域・エリアごとに発展をしていく領域だと言えます。

現在、日本国内でも実証実験などが盛んに行われています。
下記に最近の主な取り組みをリストアップしましたので、ぜひご参考ください。

MaaSは、間違いなく移動を効率化し、利用者に大きな還元をもたらします。
日本国内でも今後MaaSの取り組みが定着してくことを期待しています。


世界の主なMaaS展開企業


【フィンランド】
サービス:Whim(ウィム)(https://whimapp.com/
提供:MaaS Global Ltd

【ドイツ】
サービス:Qixxit(https://www.qixxit.com/
提供:QT Mobilitatsservice GmbH

【スウェーデン】
サービス:Ubingo(https://www.ubigo.me/
提供:UbiGo, n.d.

【アメリカ】
サービス:GoLA(http://golaapp.com/
提供:ロサンゼルス市、ゼロックス社

【台湾】
サービス:UMAJ遊.買.集(https://www.umaji.com.tw/
提供:台湾交通通信省、中華電信社



日本国内のMaaSへの取り組み


・日本初の観光型MaaS「Izuko」、実証実験で国内最多の利用数を記録
https://response.jp/article/2020/03/18/332732.html

・小田急とスマートドライブが協業 MaaSアプリ連携なども視野に
https://ligare.news/story/odakyu_smart-drive/

・S.RIDE、東京メトロの「my! 東京MaaS」に参画 ~東京の移動に新たな価値を共創~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000023.000036935.html

・KDDIとJapanTaxiが提携—MaaS事業を推進
https://response.jp/article/2020/03/27/333018.html

・「MOVE 2020」調査レポートを発表 MaaSプラットフォームの最前線を紹介
https://response.jp/article/2020/03/16/332653.html

・浜松市とモネが連携協定、MaaSでまちづくり
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO56504670W0A300C2L61000/

・『MaaS(マース)』を沖縄観光で体験! 移動や支払がスマホで完結する次世代サービスとは
https://time-space.kddi.com/au-kddi/20200304/2849

・瀬戸内の“アート旅MaaS” 移動の効率化で「体験」を増やす
https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/watch/00013/00930/

・前橋版MaaSの実力は
https://r.nikkei.com/article/DGXMZO56485090W0A300C2L60000?s=5

・ナビタイム、MaaSアプリ「モビリティパス」実証実験の結果を報告
https://response.jp/article/2020/03/26/332992.html


 

  OMOソリューション本部 本部長 石永 孝士

大学卒業後、大手アウトソーシングビジネス企業に入社。米国シアトルにてシステムエンジニアとしてCRMシステムの開発に携わる。帰国後は外資系メーカー、オプト、ヤフー、楽天にて主にECや広告事業に関するマーケティング部門を統括。デマンドジェネレーションおよび事業開発も担当し、営業・マーケティング・開発を跨るチームビルディングや事業プロジェクトの立ち上げ、子会社・合弁会社設立を多数手がける。その後いくつかの会社役員を経験し、2018年にアイリッジ入社。マーケティング部門を立ち上げ、責任者を務める。

 

 

サービスのご紹介





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「FANSHIP」は、顧客を優良顧客へと育成し売上・利益を最大化するファン育成プラットフォームです。顧客のオンライン行動履歴(アプリ上の操作履歴)とオフライン行動履歴(位置情報)を統合・分析して結び付きの強さ(ファンレベル)ごとにセグメンテーションでき、分析後は、自社アプリでの施策に加え、自社アプリよりもLINEを通じたコミュニケーションが有効な顧客にはLINE公式アカウントでのプッシュ通知やOne to Oneトーク等での施策も可能です。
https://www.fanship.jp/

 

またアイリッジでは、顧客データ、GPSやWi-Fi、Bluetoothから取得した位置情報を組み合わせたデータ活用方法もご提案可能です。

データ連携の活用に関する詳細が知りたい方や、OMOのためのアプリマーケティングにお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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