ブラウザアプリとスマートフォンアプリの違いを徹底比較|自社アプリを導入するメリットも解説
スマートフォンで利用できるアプリには、ブラウザ上で動作する「ブラウザアプリ」と、端末に直接インストールする「スマートフォンアプリ」の2種類がありますが、自社アプリを導入する際にどちらを選ぶべきか迷っている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ブラウザアプリとスマートフォンアプリの違いを、機能性や利便性、開発コストなどの観点から詳しく比較します。また、それぞれのメリットとデメリットや、自社でアプリを導入する際のメリットなどもご紹介します。
「ブラウザアプリ」と「スマートフォンアプリ」それぞれの定義とは?
スマートフォン上のブラウザとアプリ
自社でアプリを開発する際に、まず考えるべきはブラウザアプリとスマートフォンアプリの違いです。それぞれがどのようなアプリなのかを理解してから、どちらを選ぶべきか検討しましょう。
ブラウザアプリとは?
ブラウザアプリとは、Google ChromeやSafariなどのWebブラウザを通じて利用できるアプリケーションのことです。インターネット接続があればすぐにアクセスできます。
また、Webサイトのように複数のタブで同時に複数のブラウザアプリを操作することも可能です。さらに、端末のストレージをあまり使わないため、専用アプリのインストールと比べて手軽に利用できる点もメリットです。
スマートフォンアプリとは?
スマートフォンアプリとは、スマートフォンやタブレットにインストールして使うソフトウェアのことです。通常、App StoreやGoogle Play Storeからダウンロードして利用します。
スマートフォンアプリの大きな特徴は、端末の機能をフル活用できる点です。例えば、プッシュ通知、カメラ、GPSなどのハードウェアに直接アクセスできるため、より快適な操作性や高いパフォーマンスを実現します。
また、インターネットが使えない環境でもオフラインで動作するアプリもあります。例えば、地図アプリでは事前に地図データをダウンロードしておくことで、オフラインでもGPSを使ってルート案内を続けることが可能です。
スマートフォンアプリは高い機能性と利便性を持ち、日常生活やビジネスのさまざまなシーンで役立っています。
ブラウザアプリとスマートフォンアプリの主な違いを徹底比較
ブラウザアプリ |
スマートフォンアプリ |
|
動作スピード |
やや遅い |
速い |
機能の柔軟性 |
制限がある(ブラウザ依存) |
端末の機能をフル活用できる |
オフラインでの使用 |
使用不可 |
使用可能 |
制作コスト |
比較的安い |
高い |
更新頻度と メンテナンス |
サーバー側で一括更新が可能 |
各ストア経由で更新が必要、ユーザー側でアップデートも必要 |
セキュリティリスク |
やや高い |
低い |
ユーザーエクスペリエンス |
やや劣る |
最適化されたUIを提供 |
デバイスとの連携 |
基本的な連携は可能 |
連携可能 |
データ通信の消費量 |
通信量が多くなる場合がある |
必要なデータのみを通信、データ通信量は少なめ |
ブラウザアプリとスマートフォンアプリの主な違いを表にまとめました。表の中の9つの違いについて詳しく解説します。
動作のスピードの違い
ブラウザアプリはWebブラウザを使って動作するため、ネットワーク環境の影響を受けやすく、回線が不安定だと表示が遅れたり、崩れたりすることがあります。
一方、スマートフォンアプリは端末に直接インストールされているため、一部の処理を端末内で実行でき、ネットワークが不安定な場合でも動作は比較的スムーズです。ただし、大容量の動画のダウンロードや負荷の高い処理を行うと、端末自体に負担がかかり、動作が遅くなることもあります。
機能の柔軟性の違い
ブラウザアプリは、スマホやPCなどさまざまなデバイスで同じように使えるよう設計されているのが特徴です。ただし、ブラウザの機能に依存するため、スマートフォンアプリと比べると柔軟性が低くなることがあります。
一方、スマートフォンアプリは、各デバイスに最適化されたインターフェースで動作し、より高度な機能を柔軟に実装できる点が強みです。また、フルスクリーン表示やプッシュ通知など、デバイス固有の機能を活用できることも大きな利点です。
オフラインでの使用可否の違い
ブラウザアプリは通常インターネット接続が必要で、オフラインでは利用できません。しかし、GmailやGoogle Docsのように、キャッシュ機能を活用することでオフラインでも一部の機能で閲覧や編集が可能なものもあります。ただし、利用できる機能は制限されることが多いです。
一方、スマートフォンアプリは、あらかじめデータを端末にダウンロードしておけば、オフラインでもフル機能を利用できる場合もあります。例えば、地図や音楽、動画などを事前に保存しておくことで、外出先でもスムーズに利用できます。
制作コストの違い
ブラウザアプリは、Webサイトの開発と同じ技術を使って制作できるため、比較的低コストで作成できます。具体的な内容やクオリティによりますが、費用の目安は100万〜200万円ほどです。また、開発に使えるツールやフレームワークが豊富なため、短期間での開発も可能です。
一方、スマートフォンアプリは、AndroidとiOSそれぞれに異なる開発環境やプログラム言語が必要になるため、コストが高くなります。両方のプラットフォームに対応する場合、費用が500万円以上かかることも珍しくありません。また、複数のプラットフォームに対応する必要がある場合は、さらにコストが増加します。
そのため、スマートフォンアプリはブラウザアプリよりも費用が高くなりやすく、目的に応じてどちらを選ぶかが重要です。
更新頻度とメンテナンスの違い
ブラウザアプリは、サーバー上でデータを更新するだけですべてのユーザーが即座に最新版を利用できるため、ユーザーにとって手間がかかりません。さらに、アプリストアを経由する必要がないため、アップデートも迅速に行うことができます。
一方、スマートフォンアプリの場合、新しいバージョンをリリースする際に、ユーザーに手動でアップデートしてもらわなければいけません。ユーザーが更新しないと、バグ修正や機能追加が反映されていない、古いバージョンのまま使い続けることになります。そのため、スマートフォンアプリはブラウザアプリに比べて更新しづらいのが難点です。
セキュリティ面の違い
ブラウザアプリは、Webブラウザのセキュリティ設定に依存するため、セキュリティリスクが発生する可能性があります。例えば、ブラウザが攻撃されたり、セキュリティの弱点を突かれたりする危険性があるため、ブラウザは定期的に更新し、セキュリティ設定を適切に行うことが重要です。
一方、スマートフォンアプリを公開する際には、App StoreやGoogle Play Storeでセキュリティ審査が行われます。公式ストアからダウンロードされるアプリは、一定のセキュリティ基準を満たしているため、ブラウザアプリに比べてセキュリティリスクが低くなると考えられます。
ユーザーエクスペリエンスの違い
ブラウザアプリは、スマートフォンアプリと比べてユーザーの個別データにアクセスできる範囲が限られているため、ユーザーごとに合わせた表示やサービスの提供が難しい場合があります。例えば、Cookieやセッションデータを使って、ユーザーの好みに合った『おすすめ表示』を行うことは可能です。しかし、スマートフォンアプリのように端末内のデータに広範にアクセスできないため、より詳細なユーザーの好みや行動に基づいた個別化されたサービスの提供は制限されることがあります。
一方、スマートフォンアプリは、端末内のデータやセンサー(GPSやカメラなど)に直接アクセスできるため、ユーザーの行動履歴やリアルタイムの好みに基づいて、より個別化されたサービスを提供することが可能です。
例えば、スマートフォンアプリではGPS機能を使って、ユーザーの現在地に基づいたリアルタイムの店舗情報やイベント情報を提供できます。さらに、カメラ機能を利用して、QRコードを読み取ってクーポンを提供したり、AR機能を使って商品の試着体験を提供したりするなど、ユーザーの行動や好みに即したサービスを提供できるのです。
デバイスとの連携の違い
ブラウザアプリも、Webブラウザの特性上、カメラやGPSなど一部のハードウェアにアクセスすることは可能です。例えば、カメラを使って写真を撮ったり、位置情報を取得したりといった基本的な操作はブラウザアプリでも実行できます。しかし、スマートフォンアプリに比べると、ブラウザアプリはこれらの機能に対してより限定された操作が可能であり、セキュリティやブラウザの仕様による制約も大きいため、複雑な機能を実装するのは難しい場合があります。
一方、スマートフォンアプリはカメラ、GPS、マイクなどのハードウェアに直接アクセスでき、現在地を表示するナビゲーションアプリや、カメラを使った高度な画像編集ができるアプリなど、より多機能な操作が可能となります。
データ通信の消費量の違い
ブラウザアプリは、毎回サーバーに接続して最新の情報を取得するため、画像や動画が多いWebページでは、1回のアクセスで数MBから数十MBのデータ通信が発生することがあります。さらに、インターネット接続が不安定だったり、低速なモバイルネットワークを使っていたりする場合、ページの表示が遅くなることもあります。
一方、スマートフォンアプリは、一度インストールすれば次回以降はアプリ内に保存されたデータを読み込むため、通信量を減らすことが可能です。ただし、初回インストール時には数百MBから1GBほどの容量をダウンロードする必要があり、その際は多くのデータ通信が発生します。また、スマートフォンのストレージ容量を消費するため、他のアプリの動作が遅くなるなどの影響を与えることもあります。しかし、SNSアプリや音楽ストリーミングアプリなど、頻繁に使うアプリに関しては、通信量を抑えられるスマートフォンアプリのほうが便利です。
「ブラウザアプリとスマートフォンアプリの違い」からわかるブラウザアプリのメリット・デメリット
ブラウザアプリのメリット |
ブラウザアプリのデメリット |
|
ユーザー目線 |
どのデバイスでも利用可能 |
インターネット環境に左右されやすい |
インストールなどの手間がかからない |
セキュリティリスクが高い |
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開発者目線 |
開発コストの削減が可能 |
高度な機能の実現が難しい |
機能アップデートが容易 |
オフライン機能の利用が難しい |
|
アプリ作成時に審査が必要ない |
ー |
ここまで、ブラウザアプリとスマートフォンアプリの違いを比較してきました。総じて、ブラウザアプリは開発コストを抑えたい場合や短期間で幅広いユーザーにサービスを提供したい場合、また頻繁なアップデートが必要なサービスに向いています。
ここからは、ブラウザアプリ特有のメリットとデメリットについて、さらに詳しく解説していきます。
メリット
ブラウザアプリには、主に以下の4つのメリットがあります。
- 開発コストの削減が可能
- アップデートが容易
- どのデバイスでも利用可能
- アプリ作成時に審査が不要
スマートフォンアプリに比べて、ブラウザアプリは一つのコードベースで複数のプラットフォームに対応できるため、開発コストが抑えられるだけでなく、開発期間の短縮が可能です。その結果、人件費の削減も期待できます。また、スマートフォンアプリのようにApp StoreやGoogle Playでの審査が不要で、開発からリリースまでのスピードを早められることもメリットです。
さらに、端末のストレージが不足していたり、古いOSに対応していなかったりしてインストールが困難な場合でも、ブラウザアプリならインターネット環境さえあればどの端末からでも利用可能です。加えて、デバイスやOSに依存せず、最新のバージョンにも自動的に対応できるため、ブラウザアプリは幅広いユーザーに対応しやすいという特徴もあります。
デメリット
続いて、ブラウザアプリのデメリットをまとめます。主なデメリットは以下のとおりです。
- 高度な機能の実現が難しい
- インターネット環境に左右されやすい
- オフライン機能の利用が難しい
ブラウザアプリを利用する際には、安定したインターネット接続が欠かせません。例えば、トンネルや地下、山間部といったインターネット環境が不安定な場所では、スムーズに利用できない場合があります。
また、ブラウザアプリはメールやSNSとの連携による通知機能を実装できますが、プッシュ通知やバッジ通知のようなリアルタイム通知は難しいです。そのため、ユーザーへの即時情報提供が制限されることがあります。
さらに、ブラウザアプリは利用するデバイスや状況によって処理速度に差が出ることがあります。特に、データ処理量が多い場合や複雑な操作を行う場合、デバイスの性能やインターネット接続に依存するため、スマートフォンアプリと比較してパフォーマンスに差が生じる可能性があります。
「ブラウザアプリとスマートフォンアプリの違い」からわかるスマートフォンアプリのメリット・デメリット
ここからは、ブラウザアプリとの比較をしながらスマートフォンアプリのメリットとデメリットを解説します。スマートフォンアプリを開発・利用するうえでの参考にしてください。
スマートフォンアプリのメリット |
スマートフォンアプリのデメリット |
|
ユーザー目線 |
処理速度が速い |
インストールする必要がある |
アプリごとに通知設定が可能 |
機能追加時など、都度アップデートが必要 |
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オフライン機能が利用可能 |
ストレージ容量を消費する |
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開発者目線 |
カメラ、GPSなどのデバイス機能と連携可能 |
ストア登録時に審査が必要 |
パーソナライズされたサービスを提供可能 |
開発コストが高い |
メリット
スマートフォンアプリの大きなメリットは、デバイスに直接インストールされるため、オフラインでも一部の機能が使えることです。また、アプリはデバイス上で動作するため、処理が早いのも特徴です。さらに、プッシュ通知やバッジ機能を使って、リアルタイムでユーザーに情報を届けることができ、利便性が高いのもメリットといえます。
加えて、アプリはスマートフォンのGPS、カメラ、加速度センサーなどのハードウェアを活用できるため、ブラウザアプリでは提供できない高度な機能も実現可能です。また、アプリはユーザーの行動データを詳細に収集・分析できるため、個々のユーザーに合ったコンテンツやサービスを提供しやすく、マーケティング効果も高まります。
デメリット
スマートフォンアプリにはいくつかのデメリットもあります。まず、開発コストが高く、iOSやAndroidといった異なるOSやプラットフォームに対応するためには、時間と費用がかかります。
さらに、ユーザーがアプリをダウンロードする手間があるため、初期導入のハードルがやや高い点も問題です。また、アプリの改良や不具合の修正には、各プラットフォームのストアで審査を受ける必要があるため、すぐに対応できないことがあります。加えて、アプリがスマートフォンのストレージを使用するため、容量の大きいアプリは避けられることもあるでしょう。
しかし、これらの課題は「APPBOX(アップボックス)」のようなソリューションを活用することで解決できます。APPBOXはアプリ開発に必要な標準機能を備えており、ユーザー認証やプッシュ通知、カスタマイズ可能なUIコンポーネントなどがあらかじめ組み込まれています。そのため、コストや工数を抑えながら、自社独自のアプリを迅速に開発できます。アプリ開発を効率化したい企業には特におすすめのツールです。
詳しい情報は、APPBOXの資料をご覧ください。
自社スマートフォンアプリを導入する5つのメリット
自社スマートフォンアプリの導入は、企業にとって多くのメリットがあります。以下では、特に注目すべき5つのメリットを紹介します。
ブランディング効果が高い
自社のスマートフォンアプリがアプリストアに掲載されると、ユーザーは企業のブランドやサービスに何度も触れる機会が増え、結果としてブランドの認知度や信頼が自然に高まります。さらに、アプリストアで高評価のレビューが多くなるほど、新しいユーザーにもアプリの価値が伝わりやすくなり、ブランドへの信頼感がいっそう強まります。
また、ユーザーのスマートフォン上で自社アプリのアイコンが頻繁に表示されることで、スマートフォンを使うたびにブランドが目に入り、無意識のうちにブランドロイヤルティが育まれる効果も期待できます。
ホーム画面からワンタップで立ち上げられる
アプリのアイコンは常にスマートフォンのホーム画面に表示されているため、ユーザーはワンタップで簡単にアクセスできます。ブラウザを開いてURLを入力したり検索したりする手間が省けるため、利便性が大幅に向上するでしょう。特に、頻繁に使われるサービスを提供する企業にとっては、アプリは顧客の継続利用を促すための重要なツールとなります。
ホーム画面から直感的にアクセスできるアプリは、ユーザーに負担をかけさせることなく、頻繁にサービスを利用するきっかけを作ります。この手軽さが、利用回数やリピート率の向上につながります。また、プッシュ通知を活用することで、特典や最新情報を即座にユーザーに届けることができ、再利用を促進します。さらに、アプリではホーム画面から直接アクセスできるため、Webサイトのように別のページに移動してしまうリスクも少なくなります。
自社に関心の高いユーザー情報を収集できる
アプリを活用して、利用者の行動データやアクセス履歴から、自社に強い関心を持つユーザーに関する貴重な情報を収集できます。これらのデータは、アプリの改善や新しいビジネス戦略の策定に役立ちます。
例えば、どの機能がよく使われているのか、ユーザーが最もアクティブな時間帯はいつかといった情報を分析することで、ユーザー体験を向上させる施策を実行できます。例えば、ユーザーが活発に活動する時間帯に合わせてプッシュ通知やキャンペーンを配信し、エンゲージメントを促進する施策などが考えられます。また、ユーザーの行動パターンや関心に基づき、より精度の高い広告ターゲティングを実施することも可能です。
バッジ表示やプッシュ通知を活用できる
アプリでは、バッジ表示やプッシュ通知を使って、ユーザーに迅速に情報を届けることができます。これにより、新しいお知らせやプロモーションを即座に伝えることができ、顧客満足度の向上につながるでしょう。特にプッシュ通知は、メールやブラウザ通知とは異なり、リアルタイムで個別に情報を配信できるため、ユーザーの目に留まりやすく、高いエンゲージメントを期待できます。
また、バッジ表示はアプリのアイコンに未読通知を表示できる機能で、ユーザーに未確認の情報があることを視覚的に知らせられます。アプリを開いていない状態でもリマインダーの役割を果たし、ユーザーにアクションを促すきっかけとなるでしょう。
これらの機能を活用することで、ブラウザ通知やメールと比べて、より効果的にユーザーの利用を促し、結果としてエンゲージメントやリテンション率の向上につながります。
ホーム画面にアイコンがあることによって信頼度が向上する
スマートフォンのホーム画面に企業のアプリが表示されることで、ユーザーに信頼感を与えることができます。アプリのアイコンが日常的に目に入ることで、企業名やロゴが自然と覚えられ、ブランドの存在感が高まります。
また、プッシュ通知やアプリ内での更新情報を定期的に受け取ることで、ユーザーと継続的にコミュニケーションを取ることができ、信頼関係がより強くなります。その結果、顧客との長期的な関係が築かれ、ブランド認知度の向上にもつながるでしょう。
APPBOX(アップボックス)は、低コストでスマートフォンアプリの開発をサポートしており、オリジナルのアイコン作成やアプリのレイアウト変更など、柔軟な機能を提供しています。さらに、プッシュ通知機能を活用することで、顧客とのエンゲージメント向上をサポートします。機能の詳細を知りたい場合は、以下の資料からご確認ください。
ブラウザアプリとスマートフォンアプリ、どちらが自社に適しているか把握しよう
自社にとって、ブラウザアプリとスマートフォンアプリのどちらが適しているかは、業種や提供するサービスの特性によって異なります。以下では、それぞれのケースで適しているシチュエーションについて解説します。
ブラウザアプリを活用したほうがよいケース
ブラウザアプリは、インターネット接続さえあれば、パソコン、タブレット、スマートフォンなど、さまざまなデバイスから手軽に利用でき、ユーザーがアプリをダウンロードする必要がありません。この利便性を活かして、以下のケースで特に効果を発揮します。
- 開発期間を短くしてリリースしたい場合
- 開発コストをあまりかけずにアプリをリリースする場合
- 既存のWebサービスをモバイルでも利用できるようにしたい場合
- 複雑な機能ではなく、シンプルなツールやサービスを提供したい場合
- 新しい機能や情報を頻繁に提供したい場合
- インストールの手間を省き、気軽に利用してもらいたい場合
このように、短期間でのリリースやコストの制約がある場合、または複数のデバイスからアクセスされることが想定されるプロジェクトでは、ブラウザアプリの導入が非常に効率的です。
スマートフォンアプリを活用したほうがよいケース
スマートフォンアプリが特に効果的なケースとして、以下のような例が考えられます。
- 高度なグラフィックやインタラクティブな機能が必要なゲームアプリ
- GPS機能を活用した位置情報サービスが必要なアプリ
- カメラ機能を駆使した写真加工アプリや加工機能付きのカメラアプリ
これらに加えて、ユーザーの行動履歴をもとにパーソナライズされた体験を提供するアプリお問い合わせリンクも、スマートフォンアプリが有効です。具体的には、以下のようなアプリが該当します。
- Amazonや楽天市場のようなEコマースアプリ
- YouTubeやNetflixのような動画配信サービスアプリ
- Yahoo!ニュースのようなニュースアプリ
- SpotifyやApple Musicのような音楽ストリーミングサービスアプリ
アプリの導入を検討する際には、提供するサービス内容に応じて適したアプローチを選ぶことが大切です。例えば、頻繁にコンテンツを更新したり、リピーターを増やしたりしたい場合は、スマートフォンアプリがブラウザアプリよりも有効です。一方で、新規ユーザーの獲得を重視する場合は、ブラウザアプリのほうが効果的な場合もあります。
どちらのアプリが自社に適しているか迷った際は、それぞれのメリット・デメリットを比較し、自社の目標やリソースに合ったものを選ぶことが重要です。
APPBOXでは、業務効率化や顧客満足度の向上を実現するアプリを、低価格で提供しています。アプリ開発をお考えの企業様は、ぜひ以下よりお問い合わせください。
まとめ:ブラウザアプリとスマートフォンアプリの違いを理解し、適したほうを選ぼう!
本記事では、ブラウザアプリとスマートフォンアプリのそれぞれのメリット・デメリットを比較しました。
ブラウザアプリは、手軽に開発・利用できる反面、場合によっては機能が制限されることがあります。一方で、スマートフォンアプリは、高機能でオフラインでも利用できるなど、利便性が高いのが特徴です。
最終的にどちらを選ぶかは、目的やコスト、開発期間を踏まえた総合的な判断が必要となります。この記事で紹介した各アプリの特徴をもとに、目的に合った選択を検討してください。