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アプリ開発におすすめのプログラミング言語16選!それぞれの特徴も徹底解説

自社のサービスをより広く展開するために、アプリ開発を計画している方もいるでしょう。アプリを開発するためにはプログラミング言語の習得が必要です。しかし、プログラミング言語も多岐にわたるため、アプリ開発にはどのプログラミング言語を活用すれば良いのかわからない方も多いでしょう。

そこで今回は、アプリ開発におすすめのプログラミング言語をご紹介します。各言語の特徴からその言語で開発できるアプリの種類も解説しているので、これからアプリ開発を行おうと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

開発できるアプリの種類は主に3種類

開発できるアプリの種類は主に3種類

プログラミング言語をご紹介する前に、開発できるアプリの種類について把握しておく必要があります。プログラミング言語を用いて開発できるのは、以下の3種類です。

  • Webアプリ
  • スマホアプリ
  • ハイブリッドアプリ

それぞれの特徴について解説していきます。

Webアプリ

Webアプリは、主にWebブラウザで操作できるアプリです。主にXやInstagramなどのSNS、Amazonや楽天市場などのECサイトなどはWebアプリに含まれます。

Webサーバー上での動作が可能で、通信環境が整備されていれば誰でも簡単に利用できます。ブラウザ上で操作ができることから、スマホやPCなどのデバイス、またはWindowsやMacなどのOSを問わず使用することが可能です。

ただし、ブラウザ上で使用するのが基本となるため、インターネットがつながらない場所だと使用できません。また、回線速度の影響を受けてしまい動作が遅くなってしまうこともあります。

スマホアプリ

スマホアプリは「ネイティブアプリ」とも呼ばれ、スマホにインストールすることで利用できるアプリです。主にLINEなどのチャットアプリやPayPayなどの決算アプリ、その他音楽アプリや翻訳アプリ、地図アプリなどがあります。

Webアプリとは異なり、端末上で操作するため通信環境の悪い場所でも使用できます。オフライン環境でもアプリを使用できるのは大きなメリットです。

スマホアプリの欠点として、リリースするためにはGoogle・Appleのアプリストアが行う審査をクリアしなくてはいけない点が挙げられます。また、AndroidとiOSは別規格で制作する必要があり、同じアプリでも開発環境や使用するプログラミング言語を分けて開発しなくてはなりません。

ハイブリッドアプリ

ハイブリッドアプリとは、Webアプリとスマホアプリの要素を掛け合わせたアプリになります。Webアプリの特徴でもあるOSやデバイスを問わず使用でき、なおかつスマホにインストールしても使用することが可能です。

例えば、SNSのInstagramはWeb上からアクセスすることも可能ですが、スマホにアプリをインストールして使用することも可能です。使用環境や用途に応じて選べるという強みがあります。また、カメラやGPS機能と連動することも可能で、自由な使い方もできます。利便性の高さから、近年はハイブリッドアプリとして開発するのが主流です。

アプリ開発におすすめプログラミング言語16種類

アプリ開発におすすめプログラミング言語16種類

プログラミング言語は、派生言語まで含めると現在1,000種類以上もの種類があると言われています。その中でもアプリ開発におすすめのプログラミング言語を、厳選してご紹介します。

JavaScript

JavaScriptとは、後にご紹介するHTMLとCSSに連動させ、Web上で動きを加えたい場合に用いられるプログラミング言語です。例えば、Webサイトが表示された際、画像に動きを付けたり、ポップアップ機能を追加したりする場合にJavaScriptを活用します。ほとんどのWebアプリで動きのある機能が実装されていることもあり、JavaScriptを使用する頻度はかなり高いです。

Javaと言葉は似ていますが、その特徴は大きく異なります。Javaはオブジェクト指向のプログラミング言語となりますが、JavaScriptはオブジェクト指向のスクリプト言語です。スクリプト言語はプログラムのコーディングや実行がしやすい言語になります。

HTML

HTML(ハイパーテキストマークアップランゲージ)とは、Webサイトに表示される文章構造を定義するための言語です。Webページを制作する際の基本的な言語でもあり、Webアプリの開発に欠かせない言語でもあります。例えば、Webアプリにテキストを挿入するだけでなく、見出しや図表、画像を作成する際にも活用されています。

HTMLによってWebアプリの見やすさ・利便性といったユーザビリティが向上すると、検索エンジンからの評価も上がりやすいです。検索エンジンからの評価が上がれば、検索結果でも上位表示されるようになり、Webアプリをより多くの人に利用してもらえます。

厳密にはHTMLはプログラミング言語ではないものの、IT業界ではプログラミング言語として一括りにされることも多いです。

CSS

CSSは、HTMLと組み合わせることによってWebアプリのデザインを定義する言語です。サイト上の見た目やフォントのサイズ、色などデザインやレイアウトを指定する際にCSSが使われます。

HTMLと似ている部分もありますが、HTMLはあくまでタイトルや見出し、画像などページを構成する要素を指示するための言語であり、CSSはHTMLタグの見せ方を指定する言語です。HTMLタグさえ使用すればタイトルや見出しがどれなのか理解できるものの、ユーザー視点だと見た目の悪いWebアプリになってしまいます。ここでCSSを活用することで、見た目の良いWebアプリがつくれるのです。

また、CSSは使用するデバイスによって表示形式を変更することも可能です。デバイスに合わせたコード改修も不要で、手間もかかりません。

Swift

Swiftは2014年にApple社によって開発されたオープンソースのプログラミング言語です。Apple社が開発したということで、主にiOSやMac向けのアプリ開発に用いられていますが、Webアプリの開発を行うことも可能です。

他のプログラミング言語と比較して、コードの可読性・記述性に優れており、初めてアプリ開発に取り組む初心者でも習得しやすいといった特徴があります。また、Swiftが登場するまでiOSやMacの開発に利用されてきたObjective-Cとの互換性もあり、お互いにAPIを共有できたりObjective-CのフレームワークをSwiftにインポートできたりします。

Swiftという名前はアマツバメという鳥を指す言葉ですが、「迅速」「素早い」といった意味を持ちます。その名のとおり従来の言語に比べて処理速度が速く、高速処理を実現することも可能です。

Swiftについては以下の記事でも詳しく解説していますので、参考にしてみてください。

関連記事:アプリ開発が可能なSwiftとは?Swiftのメリット・デメリットやアプリ手順を解説

Objective-C

Objective-Cは、C言語とオブジェクト指向を融合させたプログラミング言語です。C言語をベースにオブジェクト指向の「SmallTalk」という言語を組み合わせています。Apple社ではSwiftが登場するまでObjective-Cをメインに採用しており、現在はSwiftが主流ではあるものの、依然としてiOSやMacOS向けのアプリ開発に活用されています。

Objective-CはC言語をベースにしていることから、C言語の文法を取り入れたりC言語のライブラリや関数を呼び出したりすることも可能です。C言語は処理速度が速く、汎用性も高いことから、Objective-CはC言語の強みを反映させることができます。また、オブジェクト指向言語でもあるため、コードのメンテナンスや再利用がしやすいのも特徴です。

Kotlin

Kotlinは、チェコの企業によって2011年に開発されたプログラミング言語です。Google社がAndroidデベロッパーの推奨言語として認定したため、KotlinはAndroidアプリの開発に用いられています。

AndroidアプリはKotlinが登場するまでJavaを公式言語としていましたが、Kotlinの方がより手軽にアプリ開発ができるとして、多くの現場で活用されるようになりました。また、Androidアプリ以外にもWebアプリやサーバーサイドの開発にも活用できます。

Kotlinの特徴として、Javaに比べてソースコードが読みやすい点が挙げられます。構文構造や文法が理解しやすく、Java特有の文末にセミコロンを入れなくてはいけない点も省略することが可能です。また、Kotlinは産業利用向けの汎用言語として開発された文法を採用していることもあり、高い安全性を誇ります。

C言語

C言語は、1972年にAT&Tベル研究所によって開発されたプログラミング言語です。UNIXというOSを開発する目的でつくられましたが、高い汎用性を持っていることからOS以外にも基幹系システムからIoT機器への組み込み、スマホアプリの開発にも用いられています。

C言語は実行する際にコンパイルが必要な「コンパイラ言語」になりますが、コンパイラ言語の中でも特に処理速度が速いとされています。高速処理を可能にすることから、デバイスに組み込むタイプのAIなどにも活用されるケースが多いです。

ただし、C言語を習得する際にはかなりの知識を学ぶ必要があり、プログラミング言語の中でも学習難易度は高めです。

C#

C#とは、Microsoftによって開発されたプログラミング言語です。Windows向けの「.NET」という実行環境上で稼働させることを目的に開発されました。そのため、Windows向けのネイティブアプリを開発するのに活用されています。ただし、近年は「.NET MAUI」といったクロスプラットフォーム環境もあるため、Windows向け以外のアプリ開発も行えるようになりました。

C#はMicrosoftが開発した言語ということもあり、Windows製品との相性が良いです。また、ゲームエンジンとして知られるUnityで活用されるメイン言語でもあり、ゲーム開発にも活用できます。さらに、Microsoftが手がける統合開発環境の「Visual Studio」による開発がサポートされており、効率的にアプリ開発が行えるのも魅力です。

Ruby

Rubyは、日本人技術者の「まつもとひろゆき氏」によって開発されたプログラミング言語です。国内で開発されたプログラミング言語はいくつかありますが、その中で初めて国際規格の「国際電気標準会議(IEC)」で認められた実績があります。

Webアプリケーションを作成するためのフレームワーク「Ruby on Rails」のベース言語ということもあり、Webアプリ開発を中心に活用されています。例えば、レシピサイトとして知られるクックパッドや飲食店の口コミサイト・食べログなどの有名サイトを構築したのもRubyです。

Rubyはアプリ開発やアイデアを出すことに力を出せるよう、形式的な記号をほとんど使用せず、わかりやすさを重視しています。また、日本人が開発した言語ということもあり、日本語で記されたドキュメント・資料が豊富に存在しており、学習や情報収集がしやすい点もRubyの魅力です。

VisualBasic

VisualBasic(VB)は、1991年にMicrosoftによって開発されたプログラミング言語です。MS-DOS時代に開発された「BASIC」という言語から派生したもので、プログラミング初心者でも理解しやすく、使いやすいのが特徴となっています。Microsoftが開発した言語ということもあり、主にWindows向けのアプリ開発に活用されています。

VisualBasicの特徴として、直感的な操作によってアプリ開発を行える点が挙げられます。ツールボックスからアプリに使用するボタンやエディタなどのGUIパーツを配置する際に、ソースコードを記述する必要はありません。マウスを使ってドラッグ&ドロップをするだけで簡単に設置できます。

また、WordやExcelといったWindowsアプリと連動させることも可能で、機能を追加することもできます。RAD(高速アプリケーション開発)を採用することで、作業工数の軽減まで可能です。

PHP

PHPとは、Webアプリ開発に用いられるプログラミング言語です。特にサーバーサイドでWebアプリ開発を行う場合に用いられます。ユーザーがWebページにアクセスするとサーバー上でPHPプログラムが実行され、表示用のデータを作成してWebページが表示される仕組みです。ブログや掲示板、ECサイトなどあらゆるWebアプリケーションに活用されています。

PHPはスクリプト言語に分類され、コンパイルを事前に行わなくてもサーバー上で実行することが可能です。プログラミング言語の中でも文法がシンプルでわかりやすくなっています。また、利用できるフレームワークやライブラリの種類も豊富にあるため、アプリを開発する際も効率的に進めやすいです。

Go言語

Go言語は2009年にGoogleが開発・リリースしたプログラミング言語です。プログラミング言語の中でも比較的新しいもので、文法がシンプルなコードと処理速度が速い点が特徴となっています。実際にGo言語を使ったサービスやWebアプリは多くあり、例えばYouTubeやメルカリ、ぐるなびなどもGo言語が採用されています。

Go言語はAndroid向けのアプリだけでなく、iPhone向けのアプリ開発を行うことも可能です。また、Go mobileやGo Cloudなど、開発時に役立つツールもリリースされていることから、手軽にAndroid・iPhone向けのアプリを開発することも可能です。さらに、Go言語はその汎用性の高さから、ドローン開発にも用いられています。

ASP

ASP(Active Server Pages)は、Microsoftが提供するフレームワーク技術で、厳密に言えばプログラミング言語ではないものの、スマホアプリ開発などにも使われています。.NETフレームワークに搭載されており、動的なWebページを作成することが可能です。

ASP.NETのプラットフォームはオープンソースとなっているため、基本的な機能は無料で使用できます。また、Web開発モデルの活用によって少ないコーディングでも開発できることから、短納期の案件や大規模なアプリ開発を行っている際にも役立つでしょう。データベースと連携を図るのも得意としていることから、業務用アプリの開発によく用いられています。

SQL

SQLは、ISO(国際標準化機構)によって規格化もされているデータベース言語です。規格化されているため、データベースが異なっていたとしてもほとんどはSQLで対応できます。SQLで使用できるデータベースにはMySQLやMicrosoft SQL Server、Oracle Databaseなどがあります。それぞれデータベースやエンジンは異なるものの、いずれもSQLで操作できるのが特徴です。

SQLはあくまでデータベースを操作するための言語になることから、SQL単体でアプリを開発することはできません。しかし、アプリでデータベースを活用したい場合にはSQLを使用します。

Rust

Rustは、Webブラウザ「Firefox」を開発したMozillaが支援するプログラミング言語です。オープンソースで開発されていることから、誰でも無料で利用できます。Webアプリ開発はもちろん、コマンドラインツールやAPIサーバー、OS開発なども可能です。

Rustの特徴として、高い安全性と処理速度の速さ、並行処理が可能な点が挙げられます。Rustは独自の言語設計でメモリを利用した際の安全性が保証されています。この安全性の高さはGoogleやMicrosoftも評価しているほどです。また、ネイティブコンパイラ言語でメモリ空間を効率的に使えることから、高速処理を実現しています。

さらにRustは複数のプログラムを同時に並行処理することも可能です。C言語やC++で並行処理を正しく行おうとすると、データ競合を避けるためのプログラミングが必要となります。Rustにも変数の値を借用する際にルールが設けられていますが、このルールに沿って処理をすることでデータ競合を防ぎ、安全に並行処理が行えるようになるのです。

R言語

R言語は、統計・データ解析に特化したプログラミング言語です。PythonやMatlabなどと同様にデータ分析が得意ですが、これらの言語に比べて統計解析のプログラムをより短く記述できます。オープンソースになっているため、無料で誰でも利用することが可能です。

R言語は基本的に統計解析に特化していることから、単体でWebアプリ開発を行うことはできません。しかし簡単にグラフを作成できたり、外部のデータベース・統計ソフトウェアなどと連携できたりするなどのメリットも多いです。また、rJavaパッケージによってJavaアプリケーションと連携することも可能です。

プログラミング言語の習得が難しい場合は、外注も検討しよう

プログラミング言語の習得が難しい場合は、外注も検討しよう

ここまでアプリ開発におすすめのプログラミング言語をご紹介してきました。プログラミング言語を習得する難易度はそれぞれ異なり、中には初心者でも理解しやすい言語もあります。しかし、実際に習得してからアプリ開発を行うまでに時間がかかってしまい、アプリ開発への着手が遅れてしまうでしょう。

プログラミング言語の習得が難しく、なるべく早くアプリ開発に着手したい方には外注の利用がおすすめです。アプリ開発を外注すれば、わざわざプログラミング言語を習得しなくてもアプリ開発を進められます。また、豊富な実績を持つ外注先に依頼すれば、効率的に高品質なアプリを開発してもらうことも可能です。外注費用はかかってしまうものの、場合によっては自社で一から開発チームを作成するよりコストを抑えられる場合もあります。

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まとめ:開発したいアプリの種類によって適切なプログラミング言語を選ぼう

今回は、アプリ開発におすすめのプログラミング言語をご紹介してきました。アプリ開発に活用できる言語は種類も多いですが、目的やどのようなものを開発したいのかによってプログラミング言語を使い分けるのがおすすめです。

ただし、いくら初心者向けの言語であっても習得して実際にアプリ開発に取り組むまでには時間がかかってしまいます。アプリ開発のためにプログラミング言語を習得するのが難しい場合には、外注に依頼するのがおすすめです。アプリ開発の実績が豊富な外注先を選定し、自社サービスをより広く展開できるアプリを開発していきましょう。

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