プロフェッショナル仕事の神器:アプリエンジニアに仕事で欠かせないアイテムを聞いてみた

こんにちは。PRチームのnonaskです。
自分が経験したことのない職種って、一体どんなふうに仕事をしているんだろうって思うことありませんか?

アイリッジにもさまざまな職種の人がいるので、仕事の概要や一日の時間の使い方、どんなツールを使っているのかなど聞いてみたら面白いのではということで、ちょっと聞いてみることにしました。

今回は、お客さまのアプリ開発を担当しているアプリエンジニアチームから、おっとりマイペースなMiyukiさんと、前職○○というだけあるテキパキわかりやすい説明のKoheiさん、頼れる兄貴分のDaisuke.Mさんが答えてくれました。

──スマートフォンアプリエンジニアってどういうお仕事なんですか?

Androidエンジニア Miyuki:
主にPMから指示された仕様どおりアプリを構築し動作検証したり、デザイナーから来るデザインの仕様をもとに実装したり、というのがざっくりのお仕事です。
言語はKotlinとJava、IDE(統合開発環境)はAndroid Studioを使っています。

iOSエンジニア Kohei:
僕はiOSなので言語はSwiftで、IDEはXcodeを使っています。
業務内容はMiyukiさんが説明してくれたとおりなのですが、さらに分解するとエンジニアと言いつつもいろいろやってたりします。

メインはコードを書くこととよく言われますが、例えば僕の場合、一日の中で実際にコードを書いている時間はガッと集中して2・3時間くらいかなと思います。
残りはPMやデザイナーとの仕様の確認など、slackでコミュニケーションを取っている時間だったり、最近メンバーが増えたので教育やフォローなどもしています。
頻度は多くないですが、お客さんとの会議に参加して直接会話することもありますね。
あとは品質を高めるためのコードのレビューにはしっかり時間を割きます。
一つでもミスがあるとプログラムの処理は変わってしまうので、ソースコードを書くこととレビューはセットだと思っています。

アプリ開発グループ長 Daisuke.M:
すごい。大袈裟すぎてびっくりした。

Androidエンジニア Miyuki:
(笑)
Koheiさんの言うとおりですね。
開発は単発で終わるものでなく、メンテナンスをしながらずっと続いていくものなので、今後保守していける実装なのかを常に考えながらコードを書いたりレビューすることは重要な仕事だと思います。

──お二人はアプリエンジニアになったきっかけって何だったんですか?

iOSエンジニア Kohei:
僕は社会人になって約半分がプログラマだとすると、実はその前の半分は公務員でした。
理系の大学を卒業し修士課程を修了した後、もともとは研究者になりたかったのですが、縁あって学校で教員をやっていました。

アプリ開発グループ長 Daisuke.M:
へー。

iOSエンジニア Kohei:
いやいや、Daisukeさん知ってますよね(笑)。
専門は物理で、小学校や中学校で数学や理科を教えていました。
特別支援学校という、障害のある子どもたちに学習や就労を支援する学校があるのですが、そこでICTを使った授業を当時してまして。
クラスにいたプログラム言語に秀でた子とかに教えているうちに自分のほうが書きたくなってしまい、エンジニアへの転向を考えるようになりました。

Androidエンジニア Miyuki:
そんなすごい子もいたんですね。

iOSエンジニア Kohei:
自閉症スペクトラムの子とか、社会には適応できないけど一つの能力に秀でている子が多いんです。
プログラムは僕よりガンガン書けるけど人と会話するのが苦手という子もいました。

教員を辞めた後は、プログラマになるなら英語は出来たほうがいいなと考え、それまで貯めていたお金を全部使って1年くらいフィリピンとイギリスに留学しました。
帰国後エンジニアとして働き始め、2社目に入ったのがアイリッジです。

Androidエンジニア Miyuki:
私は好きに人生を歩んできましたが・・最初は会計システムの会社にいて、システムを作った後の導入コンサルをやっていました。
その中で開発に興味を持ったのがきっかけでJavaを独学で勉強しました。
ちょうどその頃Androidが出るか出ないかという時で、世の中にまだ情報が出揃っていない状況がチャレンジングで面白そうと思ってAndroid開発に興味を持ちました。

──Miyukiさんももともと理系の人なんですか?
エンジニアにチャレンジするのにハードルとかありませんでしたか?

Androidエンジニア Miyuki:
理系ではないです。
私は鈍感なところがあるので、ハードルは鈍感力を発揮して感じずに済ませました。

iOSエンジニア Kohei:
鈍感力って、力なんですか(笑)。

Androidエンジニア Miyuki:
うん。気にしない力。

──では本題ですが、仕事をする上で欠かせないアイテムがあったら教えてください。

Androidエンジニア Miyuki:
私はHappy Hacking Keyboard(HHKB)です。3万円くらいしました。
感覚の問題なので良さを言葉で説明するのは難しいんですが、打鍵感がとても良くて、しっくり来てます。

──名前がかわいい。けど3万円の価値がある打鍵感てすごいですね。これって、エンジニアの人なら誰でも知ってるようなものですか?それとも結構マニアック?

iOSエンジニア Kohei:
初めて聞きました。

アプリ開発グループ長 Daisuke.M:
知らない。ハッピーセットみたいなやつ?

Androidエンジニア Miyuki:
(二人の回答に無言で頬を膨らませる)

アプリ開発グループ長 Daisuke.M:
やばい。めっちゃ怒ってる。ごめんね。

Androidエンジニア Miyuki:
知る人は知るって感じですかね。自分が満足していればいいんです。
リモートワークになってから奮発しました。

アプリ開発グループ長 Daisuke.M:
こだわりないやん、買ったのつい最近やん(笑)。

Androidエンジニア Miyuki:
会社では普通のキーボードを使ってたんですが、家で仕事するならより快適にしたいなと。

iOSエンジニア Kohei:
僕はBluetoothヘッドセットでございます。
リモートワーク前から使っています。愛用歴1年以上。

 

耳の部分がタッチパネルになっていて、ノイズキャンセリングとか音量調整とか、曲の選曲や再生なんかも出来ちゃいます。

──めっちゃいいじゃないですか。かっこいいし便利そう。

iOSエンジニア Kohei:
ノイズキャンセリングは家ではあまり使うシーンがなかったりしますが、急いで3時間くらいで仕上げなきゃいけない仕事があるような時に会社でよく活用していました。
去年仕事が忙しかった時に銀座のAppleに寄って衝動買いしました(笑)。

Androidエンジニア Miyuki:
衝動買い、わかる。

iOSエンジニア Kohei:
あと、仕事のツールで言うと、SourceTreeというのがあって。
人によっては違うものを使っている人もいますが、僕は1日で一番見ているのはこれかもしれません。
ソースコードや作業履歴を管理しておくGitの状況を可視化してくれるもので、自分以外の開発メンバーがいまどこまで進んでいるかも把握できたりします。

これが実際の画面なんですが、いま何本のラインが走っていて、開発が一段落すると元のラインにマージされて・・というふうに全体の動きを見える化してくれます。

 

Androidエンジニア Miyuki:
私からはAndroid用になっちゃうんですが。Stetho(ステゾー/ステッチョ)という、スマホをPCにつなげて端末内のデータを見れるツールがあって、これが私の中では必須アイテムです。
アプリが持つデータを見れ、直に書き換えられるのでデバッグに欠かせないですね。

──普段聞く機会のないお話、やっぱり面白かったです。お二人とも、そしてお二人の推薦と場を和ませてくれたDaisukeさんも、ありがとうございました!

 

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