Fin-Tech 次のターゲットは保険業界?
どうも!オツオです。ようやく秋が来たね。
夜涼しいのがとっても気持ちがいいね。
さて、このブログでもたびたび登場しているFin-Tech(フィン・テック)。Finace(ファイナンス)とTechnology(テクノロジー)を組み合わせて作られた言葉だったよね。
いろんなことがITで出来るようになったけど、いまだ、未開拓なのが保険の分野なんだって。
アメリカの保険業界は1兆2000億ドルの市場
Fin-Techってどういうことかっていうと、一番身近な例はインターネットバンキング。
銀行のサイト上で振込ができるよね。
それから、1枚に無限大の数のカードの役割を果たしてくれるカード。
例えば、銀行口座のカードやクレジットカード、ガソリンスタンドのカード、ありとあらゆるカードが一体型になっているもものもある。
それにお金を必要としている借り手と資産運用したい個人投資家を、ウェブ上でマッチングする仕組みを提供しているのもFin-Techの範囲の一つだよ。
銀行の仕事の分野ではどんどんIT化が進んでいるんだけど、保険の分野では、Fin-Techはままだまだこれから開拓の余地があるんだって。
例えば、アメリカの保険業界は、世界最大の市場で、純保険料は1兆2000億ドルにも達しているみたい。これに目をつけない話はないよね。
保険業界のFin-Techって?
日本でも、自動車保険の申し込みがWeb上で申込みができて決済ができるのは、もう当たり前のことになったね。
保険業界をIT化って例えば、どういうことなんだろう?
アメリカの保険会社Metromileは、走行マイルに応じた自動車保険を販売しているんだ。
年間1万マイル以下しか運転しないのに、必要以上に保険料を払っている場合ってあるでしょう。
そういったムダな出費を防いだ売り方をしているんだ。
でも、ちょっと待って。
日本でも、申告によって「年間何キロ以下なら保険料がお安くなります」って、CMで言っているけど、それと同じじゃない?
Metromileの場合は、iBeacon端末を配布して車内にいつも置いておいてもらうんだって。
専用アプリも稼働してもらって、その車が何日の何時頃、どこをどのように走ったのかがすべてわかる仕組みを作ったんだ。
生命保険会社もアプリで健康チェックができる
社会のIT化によって、10年前とは比べものにならないほど、たくさんのデータが手に入るようになったよね。
例えば、Apple Watchやランニング用のアプリは、人が日々どれぐらいの運動をしているのか、どんなルートを通っているのかといったことを簡単に測ることができる。
このデータであれば、例えば、生命保険会社が人の健康状態を測る上でとっても参考になるね。
自動車保険では、個人が毎日通勤するために運転する距離はどれぐらいか、どのような地形の道を通るかがリスクと直結する。
これも携帯電話のGPS機能にがあれば、測定して分析することが可能になるよ。
ITベンチャー企業が保険業界に参入しても、魅力的な保険は支払いが多く発生しがちだから、小さな会社だとすぐ資金がショートしてしまうんだって。
だからなかなかFin-Techが浸透していかないみたいなんだけど、ぜひとも保険業界に新しい風を入れてほしいよね。
参考
http://techcrunch.com/2015/08/05/insurance-is-the-next-frontier-for-fintech/
http://www.keieiken.co.jp/pub/yamamoto/column/column_150901.html
https://www.metromile.com/technology/