スマホアプリ

アプリ化が進む業務系サービスのトレンド

最近様々な分野でアプリを活用した業務改善が行われています。本日は、社内のオペレーションの改善から新しいサービスの提供など様々な形態がある、業務支援系のアプリをご紹介したいと思います。

 

1. 既存業務の置き換え


今まで、資料は紙やデスクトップPCで見るのが当たり前でした。これをアプリ経由で持ち運びできるようにすることで、簡単に情報にアクセスできるようになります。

 


【常陽銀行がタブレットをリリース】

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http://www.nikkei.com/article/DGXLZO08470020X11C16A0L60000/

常陽銀行が今月17日、投資信託など預かり資産の営業用に、タブレット端末でも使える専用アプリを開発したとのことです。これによって行内のネットワークから顧客の資産状況や過去の営業履歴を確認できるようになり、営業力の向上を見込んでいるようです。銀行が従業員向けの専用アプリを利用した営業を実施した最初のケースということで、今後の展開も注目です。


今後他業種でも、従業員が既存の紙マニュアルや台帳にアプリ経由でアクセスできるような試みが増えていくと考えられます。

 

2. アプリを活用した新しいサービス


既存の業務を電子化するだけではなく、アプリならではの特性を活かした新サービスとして提供するパターンもあります。

 


【ドライバーの事故処理を楽にしてくれるアプリSnapsheetが2000万ドルを調達】

snapsheet

http://jp.techcrunch.com/2016/10/18/20161017snapsheet-raises-20-million-for-app-to-help-drivers-file-claims-after-a-crash/

Snapsheetでは、自動車保険会社が保険請求を素早く処理するためのサービスを提供しています。これによって、事故が発生した際に検査担当を派遣することなく、保険会社が事務処理ができるようになります。アプリ上での処理に加えて、クラウドベースの写真共有、また機械学習による顧客サポートを実現することで、顧客に対しての保険金の支払いや修理した車両の返却などを早めることができるようになりました。


Snapsheetは自動車保険分野でのサービスですが、今後他の分野の保険でも応用が期待できます。

 


【医療関係者間コミュニケーションアプリ Join】

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http://www.allm.net/join/


joinは医療系ソフトウェアとしては日本で初めて、公的保険の適用を受けたアプリです。同社のソフトウェア利用は「診療行為」となり、病院側には公的医療保険から「診療報酬」が支払われます。


救急の現場でLINEのような操作感によって病院側との連携をとり、患者の画像データなどをいち早く病院側に転送することができます。アプリならではのコミュニケーションや画像・動画の転送だけではなく、位置情報を活用した病院への搬送など、まさにテクノロジーによって医療分野のオペレーションを改善しています。

 


業務のデジタル化といえば、これまでは既存マニュアルの置き換えや、PCでできることをスマートフォンでもできるようにするだけでした。それが、アプリならではのコミュニケーションや位置情報の活用によるあたらしい業務サービスが生まれ始めています。さらに機械学習やAIの取り組みによってまた新しい形のサービスがでてきそうです。

 

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