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重要なお知らせはどう掲載するのが正解?緊急事態宣言での各社アプリ内対応のまとめ

セールスマーケ担当の松岡(まつおか)です。

新型コロナウイルス感染症拡大を受けた緊急事態宣言の当初期限まで、まもなく残り1週間。

延長されるのかどうか、注目が集まっていますね。

 

さまざまなお店で営業時間短縮や感染防止の対応が行われる中、消費者との重要なタッチポイントとなるアプリにおいて、そういった重要情報を速やかにわかりやすくお伝えするにはどういうやり方があるのでしょうか。

今回は各社アプリ内での掲載方法について調査してみました。

 

また後半では、表側から見た表示の違いと合わせて裏側の仕組みの違いについても、ネイティブ / WebView / PWA / App Clipの4種類に触れつつ、ご紹介したいと思います。

 

重要情報のお知らせ方法紹介:掲載パターン編

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調査期間:1月9日(土)〜11日(月・祝)

対象アプリ:松岡がダウンロードしているものから勝手に抜粋

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今回確認したアプリでは、主に以下の4つのパターンでお知らせしていました。

 

  • パターン①:アプリTOPにバナーを表示する&お知らせメッセージで配信する
  • パターン②:各店舗ごとのページにそれぞれのお知らせを表示
  • パターン③:アプリ内お知らせメッセージに表示
  • パターン④:プッシュ通知

 

以下、それぞれについて良い点や各社の工夫をまとめています。

 

パターン①:アプリTOPにバナーを表示する&お知らせメッセージで配信する

一番わかりやすいかつ丁寧であると感じたパターンです。

まずアプリを立ち上げたTOPにスライドバナーで「店舗営業状況のお知らせ」の表示があり、アプリ内お知らせメッセージにも「営業時間変更のお知らせ」が届いていました。

■対象アプリ
・GINZA SIX アプリ

パターン②:各店舗ごとのページにそれぞれのお知らせを表示

全国に多く店舗がある企業は、店舗によって営業時間の対応が異なるため、このパターンが多かったように思います。

また、バナータイプの場合は、目立つ色で文字のみの画像が印象的でした。

■対象アプリ
・三井ショッピングパークアプリ
・西武・そごうアプリ
・タイトーアプリ

パターン③:アプリ内お知らせメッセージに表示

お知らせメッセージに表示するパターンには導線の数に違いがありました。

未読のメッセージがある場合には通知マークがついたり、メッセージへの導線を増やすことによって各社読んでもらう工夫をしています。

■対象アプリ
・ケンタッキーアプリ
・ユニクロアプリ



パターン④:プッシュ通知

少々ネガティブな内容となるからか、今回の調査期間にはあまりプッシュ配信でのお知らせはきませんでした。(ニュース系を除く)

それよりも、ECでのセール情報や3連休の過ごし方に対するポジティブなプッシュ配信が多くあった印象です。



重要情報のお知らせ方法紹介:番外編・裏側の仕組みとアプリの種類

先ほどご紹介した4パターンのなかにもありましたが、重要情報のお知らせについてアプリ内WebView(ウェブビュー)でお知らせしているアプリをいくつか見つけました。

今回のような流動的な情報については、更新性の高いWebの情報をそのままアプリに流用できることは、ユーザー側にも企業側にもメリットがあるように感じました。

■対象アプリ
・丸亀製麺アプリ
・カラオケ館アプリ

仕組みの話がでたので、ここでアプリの種類について少しだけお話ししたいと思います。

皆さんが普段触れている「アプリ」のなかには、実はいろんな種類があります。

 

先ほど出てきたWebViewとは、HTMLコンテンツをアプリ内で表示できるようにする機能です。

その技術を利用しているアプリは「WebViewアプリ」や、WebView機能にプラスして独自の機能も追加できることから「ハイブリットアプリ」と呼ばれています。

最近では「PWA (Progressive Web Apps)」という、Web アプリでありながらモバイルでの閲覧時にはモバイルアプリのような UI/UX を実現できるものもでてきていますし、 iOS 14 には PWA とは対象的なアプローチとなる「App Clip」が新機能として搭載されています。

参考:iOS14 新機能「App Clip」を活用したウィズコロナのタッチポイント増施策例

 

アプリを開発するときには、アプリの目的やユーザー属性などからどんなアプリにするべきかを、このような技術も理解した上で企画・設計していく必要があります。

 

アプリの種類 簡単まとめ

  • WebViewアプリ:既存のWebサイトをモバイルアプリ上で表示できる(+独自の機能も実装可能)
  • ネイティブアプリ:0ベースで構築するモバイルアプリ
  • PWA:モバイル端末で開くとアプリのように感じられる Webアプリ
  • App Clip:Web上でアプリインストールを促進する、アプリの一機能の切り出し

 

ネイティブアプリとWebView(ハイブリット)アプリ

その中でも一番、「どこに違いがあるの?」と疑問を持つ方が多い2つについてメリットデメリットを確認していきます。

よく言われていることなので、すでにご存知の方も多いかもしれませんが、一般的には以下のように考えられています。

 

ネイティブアプリのメリット

  • 自社アプリの独自性が出しやすい
  • 動作速度が速く、操作性が良い。UXもスムーズで直感的なUIが実現できる
  • インターネット接続がなくても利用できる

 

ネイティブアプリのデメリット

  • こだわればこだわるほどコストが高い
  • コンテンツ更新にWebとアプリの両方の運用工数がかかる

 

WebViewアプリのメリット

  • 既存のWebサイトに飛ばすのでコストが安い
  • Webとアプリをそれぞれ更新する必要がないので、運用がしやすい

 

WebViewアプリのデメリット

  • 自社アプリの独自性が出しづらい
  • 独自性がないと判断されると、アプリ審査が通りにくい
  • WebViewのページはインターネット接続がある時にしか表示されない

どんな内容のアプリを開発するかだけではなく、以上のようなアプリの種類についても、開発前に検討しておく必要があります。

自社サービスの特徴や開発コスト(予算)、ユーザー属性やトレンド、アプリ開発の目的などを整理してみると、どういった形で展開していくべきかが見えてくるかと思います。

 

アイリッジでは、アプリ開発前の企画やUI/UX設計から、開発後のDL促進や運用・活用までご支援しています。

アプリ開発やアプリマーケティングに関する詳細が知りたい方や、O2O/OMO関連でお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

 

 

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