「スタジオ」の看板を背負うデザイナー陣に、目指す姿から好きなフォントまで聞いてみた #チーム紹介

こんにちは。PRチームのnonaskです。
バトン形式でアイリッジ社内のさまざまなチームを紹介する #チーム紹介 、今月はセールスチームからのリクエストの続きでデザイナーのみなさんにお話を伺いたいと思います。

アプリの受託開発を行うテクノロジーパートナー事業本部のデザインスタジオから、斎藤さん、吉野さん、西沢さん、山添さん、堀さんの5人に集まっていただきました。

──デザインスタジオについて教えてください。

斎藤:
アプリの画面デザイン、画面設計などがメインの業務です。
PMから来た要件をもとにデザインを行い、エンジニアにデザインの詳細情報をパスして実装してもらうというのが基本ですが、クライアント確認用の資料や画面一覧の資料を作ったりすることもありますね。

あとは、テクノロジーパートナー事業本部に属しているものの、アイリッジのデザイナーはここにいるだけなので、イベントのノベルティデザインやパネル、ポスター、クライアントの事例冊子デザイン、バックオフィスと連携したオフィスの内装アドバイスなど、全社的に横断した取り組みも幅広くやっています。

組織の階層としては「部」なのに「デザインスタジオ」という名前なのは、組織を作る時、当時本部長だった渡辺さん(現・取締役 OMOソリューション事業本部長)から「デザインにしっかり取り組んでいることをクライアントに理解してもらえる名前にしたい」という話が出て、この名前をいただきました。
ゆくゆくは名前のとおりスタジオとして独立するくらいいろいろやっていきたいと思っています。

──デザイナーさんのキャリアに興味があります。どういうことを目指しているのかとか。役割分担などもあるのでしょうか?

斎藤:
役割分担で言うと、吉野さんにはFANSHIPとかフィノバレーのMoneyEasyとか、自社プロダクトを担当してもらうことが多いです。
あとは山添さんにUI/UX支援などデザインコンサルティングの旗振り役として推進してもらっていますが、基本的に案件はフラットに振るようにしています。

吉野:
僕はもともと山口でWebデザイナーをしていましたが、その後上京してアイリッジに入社しました。
今後で言うと、いま山添さんが担当されているところに近いですが、ユーザビリティテストなども踏まえてUIについて理解を深めたり、設計などにも広義に取り組んでいきたいです。
エスノグラフィー的なフィールドワークを元にした新しいアプリ作りとか。
あとはデザイナーとしてシンプルに見た目の良いものを作る能力を高めたいと思っています。

※ユーザーが通常行っている自然行動を調査するユーザーリサーチ手法


吉野さんおすすめのデザイン関連書籍たち。
左:UIのデザインを本格的に学びたい人に / 中:工業デザインの歴史を視覚的に / 右:自称銀の弾丸は伊達じゃない!
 

西沢:
私はもともと紙媒体やイベントツールなどを制作する会社にいて、アイリッジに来て初めてデジタルの分野に携わるようになりました。
最近担当することが多いのが鉄道系なのですが、鉄道アプリは使う人も多く、またユーザー属性も幅広いので、誰もが使いやすいものをなるべくリアルに再現したいと思っています。
使う人の実像をちゃんと捉えられるようなアプリを作りたいですね。


西沢さんがプライベートで作成した格好いいZine(自主制作雑誌)。
この経験が事業紹介の冊子作りなどに役立っているそう
 

山添:
私は前の会社がWebやアプリの制作会社だったのですが、そこから事業会社に出向して3年ほど、アプリのエンハンス業務に関わりました。
そこでひとつのサービスを改善させることに長らく向き合い、そろそろ他のことをやりたいなと思っている時にアイリッジに出会いました。
いまはUI/UX支援などを行っている中でユーザビリティテストに新たに取り組み始めているので、より根拠のある改善提案と、クオリティアップをやっていきたいです。

※現行製品の性能や品質の強化・向上を図ったり、機能の追加・拡張を行ったりすること


イラストも描ける山添さんの、チュートリアル画面の検討模様。
左のようにいくつか描いて、それをベースに右のイラストができあがります
 

堀:
私はゲームの会社でソーシャルゲームのデザインをやっていました。
ちょうど新しいことをやってみたかった時に、ずっとお世話になっていた方からのお声がけもあってアイリッジに来ました。
今年2月の入社以降、大手小売業の案件の担当をメインに、修行も兼ねて他の案件もいろいろやらせてもらっています。
いまは経験を積んでできることの選択肢を広げていきたいと思っているのと、会社の資産を増やすのをがんばりたいと思っています。

前職時代から感じていたのですが、技術や知見が属人化してしまうのはもったいないですし、例えば手元にないフォントを編集しなければいけない時に案件のフォルダにちゃんとフォントのフォルダがあるだけですごく助かります。
リモートになって特にそれを感じているので、今後はそういうものも整備していきたいです。


堀さんが進めている仕組み化の例。
スクリーンショットのデータベースをGoogleドライブ上に作成してくれています
 

斎藤:
自社のオリジナルフォントを持っていらっしゃるようなクライアントさんの案件はきちんと管理されていますが、確かにそれ以外でも特殊フォントを使っている場合は管理ルールがあるともっと効率的になりますよね。

──ちなみに、みなさん好きなフォントとかってあるんですか?

吉野:
Avenirが格好いいですね。

西沢:
私はDINです。なんかシュッとしてるやつです。

斎藤:
DINはドイツの鉄道とかで使われています。
そういえば西沢さんが入って初めて担当した鉄道会社さんでも使われてますよね。

山添:
Gill Sansです。

堀:
Kelptという英字のフォントがすごく可愛いです。

斎藤:
全然おしゃれじゃないんですがMontserrat。
久しぶりにがっつり担当した某小売アプリUI改修の時の数字フォントがこれです。

山添:
Montserratはスペインの山の名前らしいですね。

吉野:
GothamとMontserratだとMontserratのほうが好きなんですか?

斎藤:
少し可愛らしいと思って。よく見るし。
・・なんか、普段デザイナー同士でこんな話しないので新鮮(笑)。

──お仕事をしていて大変なところ、難しいところはどんなところですか?

山添:
前職ではひとつのサービスを良くしていくというのが多かったので、案件に入るタイミングが大体決まっていたんですよね。
アイリッジに入ってまず驚いたのは、提案の幅がすごく広いということでした。
コンペで夢をふくらませる提案があったり、いまできることを出さなくてはいけない提案があったり。

西沢:
山添さんに近いですが、案件や担当PMさんによってやり方や求められるものが違うので、求められたものを十分に出すためにいろいろ考えなくてはいけないというのはあります。

堀:
私はまだすべてが未知の新世界で、人のやりとりのやり方や順序なども環境が全部違うので毎日がてんやわんやです・・!

──逆に、一番うれしい/楽しい時についても教えてください。

吉野:
ユーザーの反応があまり見えないのでどうしても社内のフィードバックにはなってしまうんですが、自分の出した提案が好評だった時はうれしいですね。

──完全なBtoBの会社から転職してきたPMさんなどからは、「BtoBtoCだからSNS等でエンドユーザーの反応が見られるのがやりがいがある」なんて声も聞きますが、みなさんは自分の担当したアプリのエゴサーチとかあんまりしないんですか?

西沢:
UI改善をする参考にご意見などは見に行きますが、リリースの時はあまり見ないかも・・。

斎藤:
私もあえて見ないようにしていますが、この間評判が良かったアプリについてクライアントさんがわざわざ反響を資料にしてまとめてきてくださって、その時はすごくうれしかったです。

山添:
こんな機能をこの画面に入れたいという話があった時に、PMさんでは思いつかないようなデザイナーならではのパターン出しが出来て「なるほど」と言ってもらえるとうれしいですね。

斎藤:
吉野さんが鉄道アプリやってた時の、ポスターの話ありませんでしたっけ。

吉野:
そうでした。
当時その路線は普段乗る機会がなかったんですが、たまたま使った時に自分のデザインしたアプリ画面が駅構内や電車内にバンバン出ていて、社会と関わっている・・!と思いました。

山添:
そういえばこの間、自分が担当したアプリを、別のクライアントさんが普通にユーザーとして使っているのを知りました。
こういう時が便利でね、ここが困っていてね、という生の声を聞けたのがすごくうれしかったです。

斎藤:
有名な企業さんが多いので、自分自身がお店に行って一ユーザーとして実際に使う機会があって、便利で感動したりもする。

西沢:
あとは単純に動き出したのを見て、あ、生きてる!って思いますね。

──最後に、次にお話を聞いてほしいチームの推薦をお願いします。

山添:
エンジニアさん。

吉野:
僕もバックエンドのことがよくわかっていないので聞いてみたい。
あとはマーケティングの方。

西沢:
私もエンジニアさん。

斎藤:
一番連携するのがテクノロジーパートナー部のアプリエンジニアさんなので、業務内容という視点だとよくわかっているけど、考えていることとかは聞いてみたいかも。
業務内容だとしたら、私は幅広くいろんなことをやられている保守のみなさんのことが気になります。
あと社内ITも気になる。

──前回のPMチームリクエストに引き続き、エンジニア人気が高まっていますね。順次リクエストにお応えしてまいります。今日はありがとうございました!

 

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