O2O事例:米国百貨店SearsのFitstudio
こんにちは、オツオです。 みなさん、ソチオリンピック見ていましたか?
毎晩手に汗握る展開を見ながら、オツオもついついテレビの前で興奮してしまいました!
スポーツで体を鍛えた選手たちを見ると、オツオも頑張らなきゃな~なんて、思いながらため息をついてみたり。
そんなこんなでオツオもスポーツを始めようと思ったのですが、すぐに効果が出るものではないので、実はここ1年、3日位続けては諦め、また3日くらい続けては諦めの繰り返し。
なかなか継続的になんのご褒美もなしに続けるのは難しいものですよね。。。と思っていたら素敵なものを発見したんです。
米国百貨店Sears運営の、走れば走るほどお得に買い物できるポイントプログラム!
フィットネスで始めるO2O施策 米国百貨店Sears
まず「Fitstudio」という米国の百貨店Searsが立ち上げたサイトで会員登録します。
それから「RunKeeper」や「Fitbit」などのフィットネスアプリを使って走ると、14マイル(約22.5km)ごとに5ドル分の商品券と交換できるポイントがたまるんだって(ポイントは発行されてから7日で失効)!
無理せずに週4日、1日6キロ位走っておけば、1ヶ月で2,000円くらいの商品券がゲットできちゃいます。
商品券はSearsや、傘下のKmartなどで使えます。
オンラインストアでも使用できるみたい。
なぜ百貨店がフィットネスでO2O施策を行っているのか
消費者視点で見ると、素敵なボディと商品券が同時に手に入って嬉しいプログラムではあるけど、なんで百貨店が?と思い調べてみました。
すると実はこのSearsという百貨店、米国では小売業の中でのフィットネス商品の売上シェアは他社を抑え、No.1なんだとか。
なるほど!アメリカで生活したことのないオツオには初耳です。
この取り組みで、Searsは主力のフィットネスカテゴリに注力することで売上を更に大きくし、他社との差別化が実現できそうです。
いろいろ調べていると、Searsはフィットネス商品だけを取り扱っている店舗があったり、Sears Commercial Fitnessというフィットネスジム向けに機器の販売や、ジムのレイアウトプランニングのようなサービスも行っているみたい。
会社として力を入れている分野らしいです。
オフラインでの消費者の行動に対してインセンティブを与え、そのインセンティブからオンラインとオフラインのいずれの店舗へも誘導。
そしてそんなお得な情報をSNSで会員が拡散してくれる。
単にお得だよっていうだけでなく、「フィットネス商品ならSearsだよ!」というメッセージを、文字ではなく行動を通し、押し付けがましくなく消費者に伝えられると。
なるほど!オツオ興奮してきました。
それだけじゃなくて、企業目線で考えると、ここで得た会員の一連の行動、趣味・嗜好、購買情報などを蓄積、分析すれば、今後のSearsのビジネスにも活かしていけるね。
これこそまさに理想的なO2Oだなぁー! 勉強になりました。
そしてフィットネスしようと思います。
今日もおっつ~でした!
参照URL:
① http://adage.com/article/news/sears-moves-create-content-relationships-health/232106/
②http://www.marketwatch.com/story/asiainfo-linkage-to-announce-fourth-quarter-and-full-year-2012-results-on-february-4-2013-2013-01-07