スマホ✕金融 スマホ資産運用最前線!
スマホで資産運用を行える日が来るなんて、数年前では考えられませんでした。
特にIT系、金融系以外の企業で勤務されている方は、想像すらしていなかったかもしれません。
今回は、Fintech(フィンテック)の中でも、昨今トレンドに乗りつつあるスマホを利用した資産運用にフォーカスしたいと思います。
1. お釣りを自動で少額投資へ「Acorns(エイコーンズ)」
このアプリが実現するのは、投資に対するハードルを下げること。
現金で支払いをするとしばしば発生するのが「おつり」。そういったおつりを小銭貯金して、貯金箱がいっぱいになったら銀行に預ける、なんて流れが一般的でしたよね。
このアプリは、クレジットカードで決済したときに「おつり」を発生させ、それを投資に回すというユニークな発想でできています。
例えばカフェで飲食をして会計が830円だった場合、アプリに登録したカードで支払うとキリの良い900円で決済するのです。「おつり」の70円分は自動的に投資にまわし、自分で選択した投資方針(保守型や、積極型など数種類用意されている)にもとづいて自動で運用してくれるそうです。
投資が怖いと思っている人も、これならいつもの買い物から少しずつ、かつ無意識に投資ができるので、気軽に始められそうですね!
■Acorns
Apple:
https://itunes.apple.com/us/app/acorns-invest-spare-change/id883324671?mt=8
Google:
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.acorns.android&hl=ja
2. 10万円から始める、おまかせ資産運用「THEO(テオ)」
そこそこ低額、だけどちょっと本気で運用したいという人にはスマホ資産運用サービス、THEOがおすすめ。
あなたのお金は、同サービス独自のアルゴリズムを使ったロボアドバイザーによって運用されていきます。
このロボアドバイザーは時間が経てば経つほど機械学習で賢くなっていくため、人の感覚や、勘で投資をするよりもおそらくは安全でしょう(と信じたいです)。また、そろそろ投資を始めたいけど経験がないという、投資バージンの方の場合も、ロボに任せたほうが安全でしょう。
こちらは最低額が10万円からなので、ちょっと本気で始めたい方は是非!
■THEO
公式サイト: https://theo.blue/
3.和製Acorns「WealthNavi(ウェルスナビ)」
Acornsと同様、支払いの端数を運用にまわしていく手法のサービス。
投資に少し疎いと言われている日本のコンシューマー向けにも地道に、無意識に投資を出来るサービスが登場することで、投資自体に対する日本人の意識、特に若者の意識が変わっていきそうです。
カフェで450円払うのも500円払うのもほとんど変わりませんが、何事もチリツモ。続ければいつのまにかうまく運用できているかもしれません。少しずつ、無理せずできるところから始められる投資です。
■WealthNavi
公式サイト: https://www.wealthnavi.com/
Fintech(フィンテック)の中でも今回は、スマホで始める資産運用にフォーカスしましたが、いかがでしたでしょうか。
投資と聞くと、損をしそうとか、ちゃんとした知識がないと手を出すのはちょっと・・・と思ってしまう方も多いかもしれませんが、お釣り程度の額からはじめられるのであればすぐにでもできそうです。
これまでの投資に対する概念をブレークスルーしてくれるに違いありません。
投資に対する考えが、他国と比較するとさほど高くない傾向にあると言われている日本ですが、こういったテクノロジーをきっかけとし、自分の資産に向き合って戦略的な将来を考えることで、その傾向も今後変化していくかもしれませんね。