ニューノーマル時代のお買い物とは?~すべてがサステナブルなポップアップストア「mozo SUSTAINABLE PARK」でOMO体験~
▼プロジェクト責任者である三菱商事・ユービーエス・リアルティ 加藤様へのインタビューはこちら
こんにちは。アイリッジの中川です。
今回は、愛知県名古屋市西区にあるショッピングセンター「mozoワンダーシティ」にやってきました。
施設内に新しくオープンした期間限定のポップアップストア「mozo SUSTAINABLE PARK」では、ニューノーマル時代の新しいお買い物体験ができるんです。
そこには、アイリッジが提供するファン育成プラットフォーム「FANSHIP」と、アイリッジが出資するFlow Solutionsの店頭カメラソリューションが導入されているんだとか…。
一体どんなお店なのでしょう。
▼mozoワンダーシティ
住所 :〒452-0817 愛知県名古屋市西区二方町40番
アクセス:名鉄・地下鉄「上小田井」駅北口 徒歩約5分
城北線 「小田井」駅 徒歩約10分
営業時間:ショップ・サービス:10:00~21:00
レストラン:11:00~22:00
イオンスタイルワンダーシティ:9:00~23:00
※一部営業時間が異なる店舗、売場があります。
▼mozo SUSTAINABLE PARK
期間:2021年11月27日(土)~2022年2月28日(月)
時間:10:00~18:00
場所:1階ウエストコート
サステナブルを意識した、心地いい施設
全国でも有数の敷地面積を持つmozoワンダーシティ。最寄り駅から徒歩5分と非常にアクセスが良好です。
愛知県は車社会だそうですが、電車で訪れる人も多く見られました。
館内に入ると、高い吹き抜けと広くてまっすぐな通路が開放的で印象に残りました。
緑色や木を使用したディスプレイが多く、どこにいてもぬくもりや心地よさを感じさせてくれます。
今回体験するポップアップストア「mozo SUSTAINABLE PARK」以外にもサステナブルを意識したコーナーがあり、全館でサステナブルに取り組んでいる様子が見て取れます。
ポイントを貯めるだけじゃない、決済機能も備えた多才なmozoアプリ
「mozo SUSTAINABLE PARK」を体験する前に、まずはmozoアプリをダウンロードすることにしました。
mozoアプリはアイリッジが開発し、FANSHIPも導入いただいているアプリです。
アプリを立ち上げてまず目に飛び込んでくるのは、3つのメイン機能です。
- ポイント
- マイページ
- mozo.ペイ
mozo.ペイはmozoワンダーシティのオリジナル決済機能なのだとか。
ここでよくお買い物される方には、とても便利な機能ですね。
さらにその上には、あると便利な機能が2つ配置されています。
- mozoワンダーシティのECサイト「mozoPLUS」へのリンク
- 駐車場利用状況
別タブからは、施設情報やクーポンなど、商業施設を訪れた際には必ず使いたい情報に簡単にアクセスすることができます。
シンプルでありながら必要な機能がしっかり盛り込まれていて、使いたい機能がどこにあるのか迷うことがありません。
さて、アプリの会員登録を済ませたら、いよいよ「mozo SUSTAINABLE PARK」の体験に出発です。
オフラインとオンラインが統合された「mozo SUSTAINABLE PARK」とは
「mozo SUSTAINABLE PARK」は、mozoワンダーシティ1階ウエストコートのイベントスペースにあります。
入口は3箇所あり、お買い物の途中にふらっと立ち寄りやすい雰囲気です。
最初に、入口でデータの取得についてのお知らせを確認します。
ここに記載がある通り、会場内には9個のカメラが設置されており、利用者の動線情報を取得しています。
これをアプリの利用者情報と組み合わせることで、どんな属性の人がどんな商品に興味を持ったかというような分析を行うことができるんです。
カメラというと少し身構えてしまいますが、保存されるのは利用者が「どう動いたか」という情報のみ。
顔を含めた映像情報は一切記録に残さないので安心です。
まずはどんな商品が置かれているかをチェックしましょう。
商品棚は2つあります。
1つはmozoワンダーシティに出店するテナントの商品の中から「サステナブル」を切り口にセレクトされた商品。
店頭にある時には見過ごしてしまいそうな商品も、このように並べられるととても魅力的に見えます。
もう1つは、週替わりで並ぶ商品が変わるコーナーです。
さまざまな社会課題に取り組むショップのアイテムなんだそう。
今回訪れた11月27日は「長野県のりんご文化を発展するもの」として、りんごジュースや様々なフレーバーのシードルが並んでいました。
そしてその商品棚の上部に、カメラを発見!
四隅に配置された、あわせて8個のカメラで、どんな商品の前でどれくらい立ち止まったかというような行動データを取得しています。
それにしても、これだけの魅力的な商品、どれも欲しくなってしまいますよね。
でもお買い物途中だと、荷物が増えるのを躊躇してしまうことも。
そんな時に、この「オフラインとオンラインの統合」が活きてきます。
各商品の前にある商品説明パネルに、QRコードが表示されています。
これを読み込むことで、ECサイト「mozoPLUS」に簡単にアクセスできてしまうんです。
ECサイトから購入すれば、重さも関係ありませんね。
こうして商品をひととおり見終わったら、チェックインカウンターへ。
ここでイベント参加の手続きをします。アプリで特設ページを開いて、チェックインボタンを押すだけなので簡単です。
さらに掲示してあるQRコードを読み込むことで、1日に1回イベント参加ポイントが付与されます。
ふとチェックインカウンターの奥を見上げると、ここに9個目のカメラが。
こうやって、チェックインした利用者とアプリ会員情報を結び付けているんですね。
最後にお会計を済ませて、お買い物は終了です。
これだけでは終わらない!FANSHIPがつくる新しいOMO型お買い物体験
現地でのお買い物だけで終わらないのが、ニューノーマル時代のOMO型ストアです。
迷った末に買わなかった商品が後からやはり欲しくなってしまった、でも何という商品名だったか覚えていない…。
こんな経験はありませんか?
「mozo SUSTAINABLE PARK」では、それを解決する試みが行われているんです。
ここでは、色々な商品の前で立ち止まったり手に取ったりという利用者の行動データが、アイリッジのファン育成プラットフォーム「FANSHIP」を通じて、アプリの会員情報と紐づけられています。
そのため、例えばAさんが商品Xを手に取ったけれど買わなかった、というデータを活用して、mozoアプリから商品XのECサイトでの在庫情報をAさんに通知することが可能になります。
ストアを離れた後も続く、オフラインとオンラインが統合されたお買い物体験。
これがスタンダードになる日がいつか来るかもしれませんね。
「mozo SUSTAINABLE PARK」が行動データを取得する狙いとは
今回は「サステナブル」を切り口として、オフライン(店舗)とオンライン(ECサイト)が連動するお買い物を体験することができました。
ここに行動分析が加わることで、今後プラスアルファの体験を得られるようになるでしょう。
では、mozoワンダーシティ側としてのこのストアの狙いは何だったのでしょうか。
そこには、利用者だけでなく入居テナントにも新たな価値を提供したいという思いが隠されていました。
mozoワンダーシティを保有する日本都市ファンド投資法人の資産運用を行っている三菱商事・ユービーエス・リアルティ株式会社の加藤様にお話を伺いました。
詳細は『顧客VOICE:愛される商業施設であり続けるために。アプリと店頭カメラの相乗効果でOMOの未来を描く実証実験がスタート』をご覧ください。
※QRコードは(株)デンソーウェーブの登録商標です