プッシュ通知の受信率を高める3つの方法
マーケティング・オートメーションのソリューションを提供しているAppboyの調査によると、プッシュ通知の受信率はiOSで40%、 Androidで60%と言われています。
弊社ではこの受信率よりも高い実績を残しているアプリもありますが、アプリのマーケティング担当者にとって、プッシュ通知の受信率を高めることは悩みのタネになっているかと思います。
そこで今回は、プッシュ通知の受信率を上げるためのコツを3点ご紹介いたします。
1.プッシュ通知を受信するための理由を説明する
ユーザーにプッシュ通知を受信してもらうためには、アプリ内でプッシュ通知の許可ダイアログにて、ユーザーに受信を同意していただく必要があります。
しかし、アプリダウンロード後の画面にダイアログを出しただけだと、ユーザーには受信する必要性が伝わりません。
プッシュ通知が頻繁に送られてくる経験があると、ユーザーとしてもむやみやたらにプッシュ通知を許可しないものです。
そのため、プッシュ通知の受信を許可してもらうには、ユーザーに事前にどういった情報がどのくらいの頻度で送られるのかなどを先に説明しておいたほうがよいでしょう。
プッシュ通知の許諾ダイアログの前にチュートリアルをはさんで、プッシュ通知を受信するメリットを説明してあげることでユーザーのプッシュ通知に対する抵抗感を取り除き、受信率を高めることができます。
2.プッシュ通知のためのリマインドを一定タイミング毎に行う
先ほどの調査を振り返ってみると、プッシュ通知を初回許諾しないユーザーは50%近くいることになります。
これらのユーザーは、プッシュ通知は許諾していないながらもアプリはインストールしたまま継続利用されており、アプリのコンテンツに対しての不満はないと思われます。
そんなユーザーに対しては、初回だけではなく、タイミングを見計らってプッシュ通知のリマインドを図ってみましょう。
通知をオフにしていた理由は、過度のプッシュ通知に嫌気がさした過去の経験によるものかもしれません。
ですから、実際にアプリを使ってみて、このアプリからなら情報を得てもいいと思っている可能性があります。
そんなユーザーに対して、インストール10日後、1ヶ月後などのタイミングでプッシュ通知に対するメリットを伝えることで、新たに受信に同意してもらいやすくなるのです。
3.プッシュ通知の内容がユーザーにとって関係のある内容にする
他のアメリカの調査では、受信したプッシュ通知の78%は自分と関係がないものだったという調査結果もあります。
つまり、今企業側が送信しているプッシュ通知の約80%を、自分にとって関係ないとユーザーが思ってしまっていることになります。
これに対しては、ユーザーが自分と関連性のある情報だと感じるような内容を配信していくしかありません。
例えば、ユーザーがある特定の場所を訪れたタイミングでその場所に関しての情報を発信したり、ユーザーの購買履歴や閲覧履歴を元にしておすすめ商品のお知らせをしたりということです。
こういった工夫をすることで、プッシュ通知を読んでもらえる確率が高まります。
情報をただ一斉配信するのではなく、ターゲットを意識して内容を決定していきましょう。