【Androidプッシュ通知】FCM移行完了していますか?GCMの廃止、FCMへの移行とは?
はじめまして。
9月に入社しましたカスタマーサクセスグループの鵜月です!
これからスマホアプリについて知識を深めていきたい方や、スマホアプリを提供しているけどいまいちよくわからない、という方に情報を発信できればと思っております。
さてみなさま、AndroidアプリのFCM対応は完了していますでしょうか?
popinfoをご利用のお客様は、アプリ・サーバーキー差し替えのご対応を頂かないと、プッシュ通知が送れなくなる可能性がございます。
差し替えのご対応が必要な理由は、2018年4月11日にGoogleが発表した、「Google Cloud Messaging(GCM)」サーバおよびAPIサービスの廃止です。
GCMは2019 年 4 月 11 日をもって廃止となります。
これにより、GCMを利用している場合は、2019 年 4 月 11 日までに「Firebase Cloud Messaging(FCM)」 に変更する必要があります。
GCMの廃止についてのよくある質問
以下はGoogleのデベロッパーサイトのFAQから一部をご紹介します。
参考)https://developers.google.com/cloud-messaging/faq
Q.なぜGCMは廃止されるのでしょうか。
A.GoogleはFirebaseに投資・統合しモバイルプラットフォームとし、2016年にGoogle I / OのFirebaseに追加されて以来、FCMはGCMの推奨代替品となっているためです。
Q.既存のGCMトークンとトークン処理は引き続き機能しますか?
A.GCMとFCMの登録トークンは相互に交換可能です。FCM HTTPサーバーAPIを使用して既存のGCMトークンに送信できます。
popinfoでの影響は?
サーバ
popinfoでご提供している通信は、FCM・GCMどちらの通信にも対応している状況となります。
お客様にご対応いただく必要はございませんのでご安心ください。
アプリ
FCM対応しているSDKに差し替えていただきアプリをリリースしていただく必要がございます。
popinfoでは、SDKバージョン4.0.0からFCMへの対応をしておりますので、4.0.0未満のバージョンをご利用いただいているお客様は、2019年4月11日以降、新規でインストールしたお客様にプッシュ通知が送れなくなる可能性がございます。
2019年4月11日までにSDKバージョンを4.0.0以降にFCM対応しているSDKに差し替えていただきアプリのリリースをお願いします。
サーバーキーの差し替え
GCMのサーバーキーを利用している場合、Google Developers Consoleで作成したプロジェクトを、Firebase Consoleへ引き継ぎFCMのサーバーキーを新たに発行し、popinfoの管理画面にサーバーキーを登録する必要があります。
そもそもGCM・FCMとは?
Google Cloud Messaging(GCM)とは、サーバから、利用している Android 端末上の アプリケーションへデータ(プッシュ通知)を送信できるサービスとなります。
2016 年にGoogleはGCMの後続サービスとして、 Firebase Cloud Messaging(FCM)をリリースしました。
GCMと同じようにデータ(プッシュ通知)を送るサービスに加え、Firebase コンソールの直感的な通知インターフェース、強化されたレポーティング、他の Firebase プロダクトとの統合など、たくさんの機能が提供されています。
Androidプッシュ通知方式の歴史
Androidのプッシュ通知機能は、2010年にCloud to Device Messaging(C2DM)というサービスの提供が開始されました。
2012年には、Google Cloud Messaging(GCM)がリリースされ、C2DMは2015年にサービスが停止しました。
さらに、先ほど記載したように2016年にFCMがはリリースされ、2019年4月11日以降にGCMのサービスが停止されます。
2019年4月まで残り半年となりますので、早めのFCM対応を推奨いたします。