マーケティングの鍵は『ファン』〜ファンの定義と生み出す効果とは〜
はじめまして。
4月よりマーケティング部に配属になりました、堀です。
海外での B to B マーケティングの経験を生かして、これから皆さまにアイリッジマーケティングブログをお届けします!
よろしくお願いします!
突然ですが、皆さまの企業やサービスにはどれくらいの「ファン」の方々がいますか?
最近では、ファンベースマーケティングというマーケティング手法が注目されていることもあり、「ファン」を重要視している企業も増えてきていると思います。
では、この「ファン」とはどういった存在で、企業にとってどのようなメリットをもたらしてくれるのでしょうか。
本ブログシリーズでは、本日より数回に分けて「ファンになってもらうために行うべきこと」をご紹介します。
少しでも皆さまのお悩み解決の助けとなれば幸いです。
第1回目となる本日は『マーケティングの鍵は「ファン」〜ファンの定義と生み出す効果とは〜』をご紹介します。
ファンとは?
なぜ「ファン」が注目されているのか
ファンが2つの面で企業の悩みを解決してくれる存在だと考えられているからです。
スマートフォンが普及しインターネットがより身近になった昨今、商品やサービスの情報はテレビだけでなくネットから得ることが当たり前となりました。
生活者側は、時間や場所を問わず様々な情報が得られる一方で、日々増え続ける膨大な情報の中から本当に欲しい情報・正しい情報を自分で取捨選択しなければいけません。
つまり、企業側は多くの情報の中から生活者に選んでもらい、新規で購買をしてもらう必要があります。
既存顧客にも継続して利用したくなるような、情報を発信し続けなければなりません。
しかし情報量が増えるにつれ難易度は上がってきています。
そんな中、新規の購買を増やし、かつ継続購入に一役買ってくれる存在が「ファン」なのです。
ファンとはどのような存在?顧客と何が違う?
アイリッジでは「ファン」を次のように定義しています。
———ファンとは購入に留まらず、リピートさらには他の人に推奨してくれる人たちのこと
顧客の中には製品やサービスを一度購入したきり、リピートせずに離れてしまう人も少なくありません。
その一方で、ファンは製品やサービスを愛し、持続的に製品やサービスを使い続けてもらえる可能性の高い人たちです。
それだけではなく、ファンは自分が気に入った商品を周りの人にも知ってもらおうと推奨する傾向もあります。
ファンがもたらす効果
リピートによる定着率
ファンは好きな製品やサービスへの愛着が強く、継続して購入・利用してくれる場合が多いため、企業としては定期的な利益へと繋がりやすいです。
そして新規顧客のように再度顧客を獲得するための施策の必要がなく、獲得コストや時間もかける必要がありません。
これまで皆さんも何かしらのファンとなり再度購入や利用を行ったことがありませんか?
例えば「このお菓子美味しかったから、また購入しよう」「こないだ初めて買ったTシャツだけど、着やすかったし、他にもいいのあるかな?」などと、皆さん自身がファンとなった経験があると思います。
同じ経験を皆さんの顧客にしてもらうことで、商品やサービスのリピート購入や利用の定着へと繋げることができます。
ファンのインフルエンサー化
多くのファンは製品やサービスを周りの人に推奨してくれる傾向があり、ファン自らインフルエンサーとなり新規顧客を増やすためへの一つの道筋となってくれます。
エンドユーザーとしても接点のない方からのものを薦められるよりも、接点のある方から紹介される商品やサービスの方が安心して利用を検討できます。
皆さんの周りにもアイドルファン、鉄道ファン、スポーツファンなど色々なファンの方がいますよね。
そういった方々って好きなことやものに関してすごく詳しくないですか?
そして薦められた時に安心感があって、「あ、なんか自分も気になってきた」って思わされますよね。
このように他者にも影響を与えられる程の愛着をもった方々、「ファン」を鍵として、「新規顧客を増やす」と「顧客の定着率」の問題を解決するプランニングを形成できるようにしていきましょう。