ネイルサロンにお客さんが来ない理由とは?それを解消する方法とポイントを解説
ネイルサロンを経営している方の中には、「お客さんがなかなか来てくれなくて困っている」「近くに競合店が開業したせいで客の入りが悪くなっている」という方も多いのではないでしょうか。
ネイルサロンにとって、お客さんが来ないという状況は売上の低下や経営不振につながります。
そんな状況を脱却するためには、お客さんが来ない理由を正確に把握し、適切な解消方法を見つけることが重要です。
本記事では、ネイルサロンにお客さんが来ない理由を解説するとともに、それを解消する方法や顧客のリピート率を上げるためのポイントについて紹介。
ネイルサロンの経営に課題を感じているという方はぜひ参考にしてみてください。
ネイルサロンにお客さんが来ない理由
「客が来ない」というネイルサロンには、必ず何かしらの理由があります。
自店舗に客が来ない理由を突き止めて正しく対処することで、顧客が一気に増加したという事例も珍しくありません。
まずは、ネイルサロンにお客さんが来ない5つの理由を詳しく見ていきましょう。
理由1 スタッフの技術が不足している
ネイリストは技術職であるため、高い技術力が求められます。
お客さんが求める技術レベルを提供できなければ、良くない口コミが広がって客足が遠のいてしまいます。
また、ネイルの技術以外にも、お客さんに満足してもらえるような接客スキルも必要です。
いくら技術が良くても、態度が悪い店員ばかりのネイルサロンをリピートしたいとは思いません。
定期的な研修やトレーニングを実施したり採用を強化したりして、スタッフの技術の向上を目指しましょう。
理由2 お客さんと正しいコミュニケーションが取れていない
ネイルサロンでの接客は、お客さんとのコミュニケーションも重要なポイントです。
「どんなデザインを望んでいるのか」「どんな接客を求めているのか」などお客さんのニーズを正しく把握し、適切な提案ができるかどうかが、お客さんの満足度に直結します。
研修やトレーニングのほか、お客さんとのコミュニケーションを意識して行い、改善を繰り返すことが必要です。
予約の時点で顧客の希望を確認しておくのも良いでしょう。
理由3 店内に清潔感がない
ネイルサロンに訪れるお客さんは美意識が高い傾向にあるため、店内の衛生管理も重要なポイントです。
店内が清潔でない場合、お客さんが不快に感じ、リピート率の低下につながることがあります。
特に、施術前にお客さんが待機する場所や、施術中に使用する施術道具類の衛生管理が大切です。
定期的に店内を換気したり、施術道具を1回使用するごとに消毒したりして、店内を清潔に保つことを意識しましょう。
理由4 施術料金やアクセスに問題がある
ネイルサロンに来店するお客さんにとって、施術料金やアクセスは重要な要素の1つです。
料金が高すぎたり交通アクセスが悪かったりすると、お客さんが来店をためらってしまうこともあるでしょう。
また、競合他社と比較して施術料金が高い場合、お客さんが他社を選んでしまうことがあります。
スタッフの技術や接客、店内などを改善しても効果が見られない場合には、競合他社の料金やアクセス状況を調査し、適切な施策を検討することも必要です。
「リピーターを増やす」=「お客さんが来ない現状からの脱却」
ネイルサロンにおいて、お客さんが来ない現状から脱却するためには、リピーターを増やすことが重要です。
リピーターとは、サロンを複数回利用する常連客のことであり、サロンの収益を上げるために非常に重要な存在です。
特にネイルサロンの場合は数週間〜一ヶ月に一度の頻度で来店する顧客が多いため、安定的・継続的な収益の獲得につながります。
例えば月に一度10,000円のメニューを注文してくれるリピーターが5人いれば、それだけで年間60万円の売上になります。
一度来店した顧客にリピーターになってもらうためには、上記で紹介した「ネイルサロンにお客さんが来ない理由」を解消し、顧客の満足度を上げることが大切です。
施術や接客のクオリティはもちろん、お客さんとのコミュニケーションや店内の環境作り、適切なマーケティング手法の選択も重要です。
また、スタッフにリピーターの重要性をしっかりと説明し、リピーター獲得に努めてもらう必要もあるでしょう。
ネイルサロンのリピーターを増やす方法
ネイルサロンのリピーターを増やす方法としては、以下のようなものがあります。
- ポイントカード・会員証を導入する
- メルマガやDMを送る
- SNSを活用する
- 紹介割・モニター制度などを利用する
それぞれ詳しく解説していきましょう。
こちらの記事では他の方法も解説していますので、ぜひご覧ください。
「ネイルサロンのリピーターを増やす方法:メリットや増えない理由も解説」
方法1 ポイントカード・会員証を導入する
ポイントカードや会員証を導入することで、リピーターを増やすことができます。
「1,000円のお会計で1ポイント付与、30ポイントで1000円オフ」「5回の来店で次回の施術料金から10%オフ」などの特典を付けて顧客にメリットを提示することで、来店意欲を高められるためです。
ただし、ポイントを貯めるのに何年もかかったり、せっかく貯めてもお得感が得られなかったりすると、利用しようという気持ちが薄まってしまいます。
顧客の来店頻度や単価を算出し、適切なバランスのポイントカードや会員証を用意しましょう。
ポイントカードや会員証については、こちらの記事で詳しく解説しています。
「デジタル会員証とは?機能・メリット・導入する際のポイント等を解説」
「ポイントカードアプリの作成方法:メリットやおすすめサービスも紹介」
方法2 メルマガやDMを送る
メルマガやDMの活用も、リピーターの獲得に効果が期待できます。
顧客がリピーターにならない原因の1つに、「ネイルサロンに来店しても時間が経つにつれてだんだんと記憶からなくなっていくから」というものがあります。
そのため、メルマガやDMなどを活用して、ネイルサロンの存在を思い出してもらうことが重要なのです。
特に、新デザインやキャンペーン情報などを配信することで、お客さんの興味を引き、次回の来店を促すことができます。
誕生日クーポンなど、顧客1人1人に合わせた内容を送信すれば、顧客ロイヤルティの向上にもつながるでしょう。
ただし、過剰な配信はお客さんに迷惑がかかりかえってリピーターの減少につながる場合があるため、頻度には注意が必要です。
メールアドレスや住所を提供してもらう際にも、個人情報の管理には十分に配慮しましょう。
またDMにはLINEを活用することも可能です。
LINEであれば、個人情報を提供してもらう必要も、お客さんにメールアドレスなどを登録してもらう手間も必要ありません。
QRコードを読み込んでもらうだけで登録が完了します。
誕生日クーポンを配信するなど対象を絞って配信するには、LINEミニアプリが便利です。
LINEミニアプリについては、「LINEミニアプリとは?メリット・できること・事例等を解説」で詳しく解説しています。
方法3 SNSを活用する
SNSは、ネイルサロンの情報を発信するのに最適なツールです。
しかしSNSとひとことにいっても、その種類や特徴はさまざまなものがあります。
例えば写真や動画の投稿がメインとなるInstagramは、ビジュアルが重要となるネイルサロンとの相性が抜群です。
新しいネイルデザインを定期的に投稿することで、既存顧客に店舗を思い出してもらえるきっかけになったり、来店意欲を高めたりできるでしょう。
一方、Twitterは拡散力が強く既存顧客によるシェアも狙えるため、新規顧客の獲得にも効果的です。
キャンペーンやプレゼント企画などを実施することで、認知度の向上も期待できます。
方法4 紹介割・モニター制度などを利用する
紹介割やモニター制度などを利用するのも、リピーターの獲得に効果的です。
紹介割とは、既存顧客が自分の友人や知人を紹介した場合に紹介した人・紹介された人ともに割引が適用される制度のことです。
紹介した側にも特典を提供することで、新規顧客を獲得するとともにリピート率を向上できる施策です。
一方、モニター制度とは新商品や新サービスを提供する際に、一定の条件を満たす人に特典や割引を提供する制度のことを言います。
例えば、新しいネイルカラーを導入する前にリピーター限定で試せる、新しいプランを導入する際に先着5名のみ割引価格で受けられる、などが挙げられます。
リピーター限定のモニター制度を利用すれば特別感を感じてもらうことができ、そこからリピーターになってもらえる可能性が高まります。
モニターとして施術を受けた人からのフィードバックを元に商品やサービスの改善を行えたり、体験談としてお客さんの感想をホームページやSNSに投稿できたりするのも、モニター制度のメリットといえるでしょう。
ネイルサロンのリピート率を上げるためのポイント
ネイルサロンのリピート率を上げるためには、以下のポイントを意識することが重要です。
- スタッフの施術スキル・接客スキルの向上
- 定期的なデザイン更新
- 適切な料金設定
- 集客戦略の見直し
上でも解説したとおり、ネイルサロンのリピート率を上げるためにはスタッフの施術・接客スキルを向上させ、顧客に満足してもらうことが重要です。
丁寧なカウンセリングを心がけ、顧客1人1人の希望や理想に合ったメニューやデザインを提案できるような体制を整えましょう。
また、定期的にネイルデザインを更新して、お客さんに飽きられないようにすることも大切です。
季節感のあるデザインや、お客さんの好みに合わせてカスタマイズできるメニューなどの導入もおすすめです。
デザインを更新したら、メルマガやDM、SNSでの発信も忘れずに行いましょう。
それでもリピート率が上がらない場合には、料金体系や集客戦略を見直す必要があります。
実際、料金プランを増やしたり、新規顧客の獲得に割いていた工数をリピート施策に回したりしたことで、売上がアップした事例も少なくありません。
まずは自店舗の課題がどこにあるかを明確にし、適切な戦略を練ることが重要です。
まとめ
ネイルサロンにお客さんが来ない理由として考えられるのは、スタッフの技術不足やコミュニケーション不足、店内の衛生管理や施術料金、アクセス、マーケティング手法の問題などです。
これらを解消することで顧客満足度が向上し、リピート率の向上が期待できます。
また、リピート率を向上させるためにはポイントカードや会員証、メルマガやDM、SNS、紹介割・モニター制度などの活用もおすすめ。
本記事で紹介した手法やポイントを参考に、お客さんが来ない現状からの脱却を目指しましょう。
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