アイリッジの「popinfo」および「popinfoクーポン」ハラールメディアジャパンが運営するムスリム向け飲食店アプリ「ハラルグルメジャパン」へ導入

位置情報検知技術を活用し、クーポン配信などを通じて集客支援

2016年9月1日

　株式会社アイリッジ（本社：東京都港区、代表取締役社長：小田健太郎、以下「アイリッジ」）が提供する位置情報連動型O2Oソリューション「popinfo」および「popinfoクーポン」が、ハラールメディアジャパン株式会社（本社：東京都渋谷区、代表取締役：守護彰浩、以下「ハラールメディアジャパン」）が運営するムスリム向け飲食店アプリ「ハラルグルメジャパン」に採用されました。9月1日（木）のバージョンアップに伴って導入されるもので、クーポン配信や位置情報と連動したプッシュ通知などを行います。なお、本導入に関する取り組みは、11月22日（火）〜23日（水）に開催される「ハラールエキスポジャパン 2016」でも紹介される予定です。

「ハラルグルメジャパン」とは

　「ハラルグルメジャパン」は、ハラール認証やハラール食材の使用有無など、複数の条件でハラール対応の飲食店を検索することができるアプリです。日本語および英語に対応しているため、在日ムスリムはもちろんのこと、訪日ムスリム観光客やムスリムの方を店舗に帯同する日本人などにも活用されています。今回、位置情報連動型O2Oソリューションである「popinfo」および「popinfoクーポン」を導入することで、今いる場所に応じた最適なタイミングで、必要な情報やクーポンをお届けすることが可能になります。利用者の利便性向上をサポートし、アプリの活用を促進し、飲食店への集客を支援します。

導入の背景

　世界におけるムスリム人口は2010年に16億人を超え、2030年には世界人口の26.4%となる22億人に達すると推計されています^※1。また、訪日外国人数は2015年に約2,000万人に達するなど近年急増しており、インドネシアやマレーシアなど、イスラム教を主要な宗教とする国からの訪日者数は2015年に約50万人に上り、昨年比で25％以上増加するなど、拡大傾向にあります。それら訪日者のうち、7割以上は往復航空券や宿泊などを個別に手配する個人手配旅行が占めており^※2、来日後の情報収集ニーズは今後も拡大が見込まれます。日本国内のハラール対応は、ムスリム観光客の増加を背景に進展を見せているものの、ムスリムの方々からは依然として、不安の声が聞かれています。ハラールメディアジャパンでは、旅行者のさらなる利便性向上を目指し、「popinfo」の導入に至りました。
※1）Pew Research Center調べ（2011）／※2）観光庁「訪日外国人消費動向調査　平成27年年次報告書」

「ハラルグルメジャパン」の特長・機能

・全国650件を超える日本最大のムスリム向けレストランデータベースの中から、ハラール認証、ハラール肉の使用有無、ムスリムオーナーなど、飲食店を検索する上で必要な多岐にわたる情報をかけ合わせて検索できます。
・ユーザーの現在位置から、近くにあるムスリム向けレストランの検索が可能で、店舗の詳細画面から地図アプリでお店までの行き方も検索できます。
・一定エリア内にいるユーザーに対し、適切なタイミングで店舗情報やクーポンなどをプッシュ通知でお知らせします。
・全国200件を超えるマスジド（モスク）や礼拝スペースが検索できるほか、礼拝の方角を確認できるキブラコンパス機能も完備しています。
・ユーザーの現在位置から、近くにある礼拝場所の検索ができるほか、礼拝場所の詳細画面から地図アプリで礼拝場所までの行き方も検索できます。

ハラールメディアジャパン様からのコメント

　日本にはハラールに関する情報はまだ少ないのが現状で、ムスリムの方からは不安の声を聞きます。彼らの不安を少しでも取り除き、より多くの方に訪れていただくためには、有益な情報を適切なタイミングで入手できる環境が必要です。今回、位置情報と連動した情報やクーポンを、必要としている人たちに最適なタイミングでお届けすることで、ムスリム観光客の快適な日本生活を支援したいと思っています。