キャッシュレスを推進する、日本初の電子地域通貨ユーザー専用 新電力プラン提供開始
~電気料金負担軽減によるさるぼぼコイン流通拡大を目指す~
2018年11月29日
株式会社アイリッジ(本社:東京都港区、代表取締役社長:小田 健太郎、東京証券取引所マザーズ:3917、以下「アイリッジ」)の連結子会社でフィンテック事業を展開する株式会社フィノバレー(本社:東京都港区、代表取締役社長:川田 修平、以下「フィノバレー」)は、2018年11月29日、飛驒信用組合(本店:岐阜県高山市、理事長:大原 誠、以下「飛驒信用組合」)、電力のOEM販売プラットフォームを展開する株式会社イーネットワークシステムズ(本社:東京都目黒区、代表取締役:及川 浩、以下「ENS」)の三者間で、岐阜県飛騨・高山地域の電子地域通貨「さるぼぼコイン」の更なる活性化に関する業務提携を締結いたしました。
また、第一弾のサービスとして、さるぼぼコインで電気料金の支払いを可能とする新電力プラン「さるぼぼコインプラン powered by ENS(以下「さるぼぼコインプラン」)」を2018年12月3日から一般家庭向けに開始します。電子地域通貨で電気料金を決済できるサービスは日本初※となります。
※2018年11月10日現在、ENS調べ
■さるぼぼコインプラン紹介ページ:https://sarubobo.ensweb.jp/
さるぼぼコインは飛驒信用組合が岐阜県飛騨・高山地域を対象として運営する、スマートフォンアプリ上で利用できる電子地域通貨です。フィノバレーの電子地域通貨プラットフォーム「MoneyEasy」を利用しており、利用者は加盟店に設置された二次元コードをスマートフォンアプリで読み取ることで手軽にキャッシュレス決済ができます。昨年12月に加盟店約100店舗にて商用化を開始し、今年11月時点で加盟店が800店舗以上となっています。
新電力プランのさるぼぼコインプランは、さるぼぼコインを利用している「さるぼぼBank※1」ユーザーが申し込める電力プランです。ユーザーは、中部電力の従量電灯B, C料金と同じ電気料金のまま、料金をさるぼぼコインで支払い、電気料金※2の最大8%を「さるぼぼポイント」で受け取ることが出来ます。さるぼぼコインはチャージ時に1%のさるぼぼポイントがたまるため、合計で9%分、割安に利用することが出来ます。貯まったさるぼぼポイントはさるぼぼコインと同様、加盟店での支払いに利用出来ます。また、電気料金はスマートフォンアプリからのプッシュ通知で確認することもでき、利用者にとって利便性が高いサービスになっています。
※1)さるぼぼBankは、飛驒信用組合に口座をお持ちで、所定の手続きをされた方が使える機能です。
※2)ポイント計算のもととなる電気料金は、基本料金+電力量料金となります(再生可能エネルギー賦課金、燃料費調整額は含まれません)。
導入の背景
飛騨高山地域は冬の寒さが厳しく、1・2月の月平均気温は氷点下を記録する一方、盆地であることから夏の最高気温も高く、真夏日も少なくありません。ENSの実績に基づく試算では、ポイント還元額は大人4名・子供2名の家庭で年間約25,000円分に及ぶケースも見られ、夏冬に高騰するユーザーの電気料金負担を軽減することで、還元されたさるぼぼポイントの流通によるさらなる地域経済活性化が期待できます。
今後の展開
このたびのさるぼぼコインプランの提供を通じて、まずは2019年10月までに2,000件の申込みを見込み、展開を進めてまいります。また、今後は一般家庭向けだけではなく、加盟店向けの電気料金支払いに対応するなど、サービス範囲を拡大していく予定です。
<さるぼぼコイン概要>
・対象者:アプリ(無料)をダウンロードされたユーザー
・利用可能店舗:高山市、飛騨市、白川村の約800店舗
・チャージ可能場所:飛驒信用組合営業店舗窓口(店舗数:16店舗)
・チャージ上限金額:10万円(さるぼぼPayユーザー)/200万円(さるぼぼBankユーザー)
※さるぼぼBankは、飛驒信用組合に口座をお持ちで、所定の手続きをされた方が使える機能です。
上限額引き上げのほか、ユーザー同士の送金、飛驒信用組合口座からのチャージが可能になります。
・チャージ時のポイント付与:チャージ金額の1%
・交換単位:1円=1コイン
・有効期限:最終利用日から一年後の当月末日(さるぼぼPay)、三年後の当月末日(さるぼぼBank)(ポイントは付与日から一年後の当月末日)
<さるぼぼコインプラン概要>
・対象者:さるぼぼBankユーザー
・申込手数料:無料
・解約手数料:無料
・申込方法:お手元に検針票をご用意の上、アプリの申込みフォームからお申込み
「さるぼぼコイン」アプリのダウンロード
飛驒信用組合 ホームページからダウンロードできます。
URL: https://www.hidashin.co.jp/coin/
MoneyEasy(マネーイージー)とは
株式会社フィノバレーが提供する、電子地域通貨サービスを短期間で安価に開始できるプラットフォームシステムです。スマートフォンアプリを使って、チャージから決済までを可能にします。支払方法として二次元コード読取方式を採用しているため、店舗側での初期投資や手間がかからず導入できることが特長です。また、グループ会社である株式会社アイリッジのスマートフォン向け位置情報連動型O2Oソリューション「popinfo」と組み合わせることでマーケティング機能を融合した決済基盤が構築でき、地域活性化への活用が期待できます。オフィス内通貨としても利用できるため、社内制度との連携や社員間のコミュニケーション活性化施策などにも応用できます。
飛驒信用組合について
飛驒信用組合は、岐阜県飛騨地域の2市1村を拠点とする地域金融機関です。2016年4月より新たにスタートした新中期経営計画においては、「CSV経営」をテーマに掲げ、地域の皆さまとともに「HAPPY」をつくっていきたいと考えています。「CSV経営」とは、事業活動を通じて企業にとっての価値だけでなく、社会的な価値の創造を目指す経営、いわば「三方良し」の理念に基づいた経営を意味します。事業活動を通じて地域の社会的な課題に取り組んでいくことで、地域・お客さま・当組合職員の「HAPPY」を実現し、地域に新しい光を灯すことを目指しています。
株式会社イーネットワークシステムズについて
2015年4月設立。小売電気事業者のイーネットワークシステムズ(ENS)は、「イニシャルコスト0(ゼロ)での電力事業参入」を可能とする電力小売のOEMプラットフォームを運営。提携事業者を経由して電力をお客様に供給しています。親会社は創業78 年の老舗LP ガス事業者の三ッ輪産業株式会社(関東地方に直売・卸合わせて約20 万の 顧客基盤を保有)。
株式会社フィノバレーについて
株式会社フィノバレーは、電子地域通貨プラットフォーム「MoneyEasy」を軸としたフィンテックソリューションを通じて、世の中の様々な課題の解決を目指しています。地方活性化を目的とした岐阜県飛騨・高山地方の電子地域通貨「さるぼぼコイン」を筆頭に、木更津市の「アクアコイン」、小田急電鉄の新宿シネマ&バルWEEKの「シネバルコイン」などの支援実績があります。2018年8月より株式会社アイリッジのフィンテック事業を承継する子会社として新たに事業をスタートしました。
本件のお問い合わせ
株式会社アイリッジ 広報担当(電話:03-6441-2325)
メールアドレス:pr@iridge.jp FAX:03-6441-2425
カンタン導入、ラクラク運用。
アプリビジネスを、これひとつで。