2018年のマーケティングトレンドを大予測
早いもので2017年もあと数日で終わりですね。
2018年のアプリマーケティングのトレンドなどを予測したニュースを目にする機会が増えました。
今回はその中でもO2Oアプリとして注目すべき内容をピックアップしてご紹介したいと思います。
アプリがあたりまえに
こちらは博報堂生活総合研究所が調査した「生活者が選ぶ “2018年 ヒット予想”」です。
http://www.hakuhodo.co.jp/archives/newsrelease/42008
アイリッジにもよくお問い合わせいただく「仮想通貨」や「音声アシスタント」「IoT」などがランクインしています。
ほかにも、上位にランクインしている「VR」や「ドローン」「無人レジ」の事例は今後目が離せません。
「VR」は今年専用のエンターテイメントゾーンがオープンして話題となりました。
それ以外にも、ビジネスの世界、特に不動産業界での活用事例が増えてきています。
「ドローン」もエンターテイメントとして動画撮影の領域で市場規模を拡大していますが、今後は測量や検査の領域で活用機会が増えてくいくでしょう。
「無人レジ」は、Amazonに続きウォルマートも無人スーパーの実証実験を行うなど、実現に向けてのトライアルが増えてきています。
スーパーだけではなく、ホテルの宿泊にも広がりつつあり、サービス業全体で省人化ための実証実験が増えていくと考えられます。
3つに共通しているのは、スマホアプリの操作でハードウェアのサービスを利用できるようになることです。
VRもドローンもそれぞれ操作のためのアプリが存在しますし、無人レジもアプリでのID・決済情報の認証が必要です。
今までアプリはソフトウェアを利用するという用途で作られてきました。
例えばニュースの閲覧やECなど、アプリの中で操作することによってサービスを受けることができます。
ですが、ハードウェアそれぞれがインターネットに接続できるようになり、スマホアプリとも通信できるようになりました。
その結果として、今後はスマートフォン以外のハードウェアでサービスを受けられるようなアプリが増えていくはずです。
ますますO2Oの中で新しいサービスが生まれやすい環境になっていくと言えるのではないでしょうか。
ビッグデータやAI活用が本格化
もう1つの2018年予想は、米国サイトSmart Insightsのデジタルマーケティングの動向です。
https://www.smartinsights.com/digital-marketing-strategy/10-marketing-trends/
アンケートではデジタルマーケティングの領域で2018年に一番のビジネスインパクトを与えるマーケティング手法に対しての調査がありました。
1位「コンテンツマーケティング」はここ1-2年の傾向でもあり、流通・小売のアプリの中でも単純な商品紹介だけではなく、商品を開発するにいたった背景などをコンテンツ化するような記事が見られるようになりました。
この傾向は今後も広がると思いますが、弊社にお問い合わせが多いのは2位の「ビッグデータの活用」と3位「AIと機械学習」です。
アプリがあたりまえのようになり、それを経由してあらゆるデータを貯めることができるようになりました。
弊社が得意とする位置情報もその1つです。データを集めることは各社始めておりましたが、ここ数ヶ月のご相談はそれをつなげたり、活用したりする具体的な内容になりはじめてきました。
例えばECとリアル店舗のIDを連携させることによって、アプリからのプッシュ通知をより精密な購買データを元に配信を実施するといった、よりOne-to-Oneの配信を検討しはじめているクライアント様が増えております。
今後ビッグデータを活用した効果的なプロモーション事例が増えてくることになるとともに、それを効率化させるためのAIの活用や機械学習の事例も増えていくことになると思います。
2018年は商用レベルでの活用事例が増えていくのではないかと思っております。