LINEミニアプリ

LINEアプリってどのくらい使われてるの?調べてみたら、想像よりすごかった!!

こんにちは。マーケティング部 中川です。

みなさん、メッセージアプリは何を使っていますか?

 

日本ではメッセージアプリといえばLINEというイメージがありますが、実態はどうなのでしょうか。

ビジネス用途も含めれば多数のメッセージアプリ/サービスが存在していますし、高校生はLINEではなくInstagramのダイレクトメッセージを使ってやりとりするなんていう話も耳にします。

 

当ブログで過去に何度か取り上げたLINEミニアプリをはじめ、LINEを使った様々なマーケティングが昨今注目を集めています。

ですが、それらの導入を検討するにあたって、自社がターゲットとする顧客層がどの程度LINEを利用しているかが気になりますよね。

 

そんなわけで、今回は日本でどの程度LINEの利用が普及しているかを調べてみました。

 

 

気になるLINE利用率は? 予想通りの若年層、予想以上の中高年層

総務省情報通信政策研究所では、毎年「情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」という名称で調査結果を発表しています。

こちらの調査は、13歳から69歳の男女1500人を対象に、日記式調査とアンケート調査を併行して行われているものです。


最新の「令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書<概要>」(令和3年8月公表)を見てみましょう。

 

「主なソーシャルメディア系サービス/アプリ等の利用率」によると、令和2年(2020年)のLINE利用率が全年代(10〜60代)で初めて90%を超えました。

 

平成24年(2012年)にはたったの20.3%だったものが、翌平成25年(2013年)には2倍以上の44.0%に。そのまま利用率は伸び続け、2018年にはついに80%を超え、そこから2年後の令和2年(2020年)に90.3%まで数値を伸ばしています。



※「【経年】主なソーシャルメディア系サービス/アプリ等の利用率(全年代)」よりLINEのデータのみを抜粋して作成

 

さらに細かく、年代別に見てみましょう。


最も利用率が高いのは20代で97.7%ですが、10代~40代まではどの年代も90%超、それ以外の50代では85.5%、60代でも76.2%と、過半数を大きく超える結果となっています。

また、令和2年度調査では試験的に70代男女282人に対して同様の調査を行っていますが、そこでもLINE利用率は49.3%と半数に迫る勢いです。

 


※「【令和2年度】主なソーシャルメディア系サービス/アプリ等の利用率(全年代・年代別)」および「(参考1) コラム① 70代における主なメディアの平均利用時間等」よりLINEのデータのみを抜粋して再構成

 

中高年はあまりスマホやアプリを利用しないという先入観がありますが、実際にはそうではないことがわかります。

「「スマートフォン」、「フィーチャーフォン」、「タブレット」、「電子書籍リーダー」及び「スマートウォッチ」の利用率」を見ると、令和2年(2020年)のスマートフォンの利用率は、全年代で92.7%です。60代だけを見ても81.2%、別枠調査の70代でも62.8%となっています。



全年代で見ると、平成24年(2012年)のスマートフォン利用率は32.0%で、フィーチャーフォンの利用が圧倒的でしたから、その後の8年で3倍弱に増えている計算です。

私個人の話ですが、初めてスマートフォンを買ったのは2010年、その少し前から周囲でもスマホ利用者が増えていた印象があります。

当時40代・50代でスマートフォンを使い始めた方が、そこから10年経って50代・60代になっていると考えれば、それほど驚くことではないのかもしれません。

 

LINE以外のソーシャルメディア系サービス/アプリの利用状況は?

では、その他のソーシャルメディア系サービス/アプリの利用状況はどうでしょうか。

「 主なソーシャルメディア系サービス/アプリ等の利用率 ① 」では、11のサービス/アプリについて利用率を調査しています。

対象はLINE・Twitter・Facebook・Instagram・mixi・GREE・Mobage・Snapchat・Tik Tok・Youtube・ニコニコ動画です。

 

LINEは平成24年(2012年)時点では利用率1位ではあるものの、他のアプリ/サービスと比べて頭一つ抜けているとまでは言えない数値でした。

しかし、翌平成25年(2013年)からは他のアプリ/サービスを突き放して圧倒的に利用率を伸ばしています。

Facebook・Twitter・Instagramなども利用が増えてはいますが、LINEほどの伸び率とはならなかったようです。

 

 

令和2年(2020年)の結果では、全年代でYoutubeの利用率が85.2%と、わずかにLINEを下回るものの圧倒的2位の座についています。

それ以外ではTwitter・Instagramがともに利用率42.3%で同率3位です。

年代別に見た場合、Youtubeは10代から50代までは80%以上の高い利用率を誇っていますが、60代ではがくっと下がって58.9%となっています。

ここが、60代でも利用率が大きくは下がっていないLINEとの違いのようです。

 



まとめ

LINEがどれくらい利用されているかを調べていくと、年代を問わず高い利用率であることがわかりました。

スマートフォンの普及とともに利用率を伸ばしており、2020年には全年代で利用率90%を超えるなど、国民的アプリとすら呼んでもよさそうです。

他のアプリと比べても格段に高い利用率を見ると、しばらくはLINEにとって変わる存在はなかなか現れないでしょう。

 

スマートフォン利用率の数値を見てもわかる通り、中高年はスマホは使わない、というのは過去のことになっているようです。

これからは、そうした先入観を捨てたマーケティング戦略がますます重要になっていくと考えられます。

 

参考・引用:総務省情報通信政策研究所「令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書<概要>」

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