【身近なOMO】モバイルオーダーに学ぶこれからの飲食店のかたち

こんにちは。マーケティンググループの角田(つのだ)です。

今日はひな祭りですね。

ちらし寿司やはまぐりのお吸い物、ひなあられなど楽しいことがたくさんです。

さてシリーズ5回目となる今回は、レジに並ばずにスマホから注文~決済まで完了し、商品を受け取ることができるモバイルオーダーの体験です。

 

 ▼過去の身近なOMOシリーズはこちらから▼
 第1回:【身近なOMO】CRISP SALAD WORKSアプリから学ぶ心地よい顧客体験
 第2回:【身近なOMO】NIKE BY SHIBUYA SCRAMBLEから学ぶ新しい店舗のかたち
 第3回:【身近なOMO】PARCO CUBEから学ぶ快適なショッピング体験
 第4回:【身近なOMO】@cosme TOKYOから学ぶ新しい体験型店舗

 

最近はモバイルオーダー を導入する企業が増え、それぞれが自店舗に合わせたかたちで活用しています。

今回は、話題の「マクドナルド」のモバイルオーダーと、革新的なフードコードでのモバイルオーダーを提供している「ららぽーと海老名」の2店舗で体験した快適な購買体験をご紹介します。

 

モバイルオーダーを試してみた

1.マクドナルド モバイルオーダー

一部地域のみで利用可能だったモバイルオーダーが、2020年1月に全国のマクドナルドに導入されました。

店舗に行く前に注文することも可能で、持ち帰りにするか店内で食べていくかは店舗に到着してから選択できます。

今回は席まで商品を届けてくれるテーブルデリバリー対象店舗だったので、店内利用にして商品を届けてもらいました。

メニュー選択後「席で受け取る」をタップして座っているテーブルの番号を入力すると、できあがった商品をスタッフが運んでくれます。

注文レジの行列に並ぶフラストレーションの解消はもちろん、商品受け取り後に混雑した店内を自分で歩いて席まで運ぶ必要もありません。

 

モバイルオーダーでの注文から商品受け取りまでの流れ

① マクドナルドモバイルオーダーアプリをインストール&公式アカウントでログイン

②商品受け取り店舗&メニュー選択

③持ち帰りor店内利用を選択

④決済

⑤商品受け取り

 

2.三井ショッピングパーク スマホde注文

ららぽーと海老名では、全国のフードコートの中でも先駆的にモバイルオーダーを提供しています。

 

友人や家族でフードコートに行くと、それぞれ食べたいもののジャンルが違うことはよくあります。

その場合、それぞれ違う店舗のレジに並ぶ必要があります。

特に一人で注文・お会計ができない子供と一緒の時には、子供が食べたいものと自分が食べたいものがある店舗のレジにそれぞれ並んだり、どちらかの食べたいものに合わせたりすることになります。

このモバイルオーダーは、席に座ったまま複数のお店のメニューをまとめて注文ができるため、各店舗の注文レジの行列に並ぶ必要がありません。

多め少なめなど分量の調整やセット商品などそれぞれの店舗で用意されているサービスをアプリ内でも選択可能なので、レジでの注文と同様のオーダーができます。

自分のスマホから注文した商品でも他の人のスマホに情報を転送することができ、自分以外の人にも受け取りをお願いすることが可能です。

商品出来上がりのタイミングに合わせて受け取りに行く人を決められます。

▼ららぽーと海老名 スマホde注文
https://mitsui-shopping-park.com/msppoint/app/sporder/

 

モバイルオーダーでの注文から商品受け取りまでの流れ

① 三井ショッピングパークアプリをインストール

②ららぽーと海老名をお気に入り施設に登録

③メニュー選択

④決済

⑤店舗からの呼び出し通知&商品受け取り

 

レストラン予約

ららぽーと海老名にはレストラン予約ができるサイネージもありました。

各レストランの待ち時間の確認と来店予約をすることができます。

すべてのレストランの待ち状況をまとめて確認でき、食べたい料理を基準に選べるのはもちろん、比較的待ち時間が少ない店舗を選ぶことも可能です。

事前に予約をしておけば、順番が来るまでショッピングをしながら待てるので、時間を有効に使えます。

 

総括

顧客視点のモバイルオーダー

今回体験した2社が提供しているモバイルオーダーは、行列に並ぶことへのフラストレーション解消にとどまらず、注文や商品受け取りにおいて顧客がより快適に利用できる仕組みをつくっています。

マクドナルドは、テーブルデリバリーでファストフードでは当然だった商品を持った状態での移動をなくし、顧客がゆっくりと過ごせる時間を提供しています。

ららぽーと海老名では、フードコートでは当然だった店舗ごとに注文レジに並び直す手間をなくし、顧客が複数ジャンルの商品注文を手軽にできる環境を提供しています。

このように、それぞれの店舗において顧客視点の利便性を考えたサービスを提供していることがわかります。

 

さらなる顧客満足度向上に向けて

今後より多くの企業でモバイルオーダーが導入され、注文の際にレジに並ばないことが当たり前になったとき、他社と同じ仕様ではなく、自店舗の特性に合わせたモバイルオーダーのサービスを提供することが高い顧客満足度を実現していくでしょう。

その一方で、他社のモバイルオーダーで提供されている機能を参考に自店舗に取り入れることで顧客にとってより便利なサービスになることもあります。

例えば、ららぽーと海老名のような注文のカスタマイズをマクドナルドのモバイルオーダーでも取り入れ、注文レジと同様にピクルス抜きなどの対応ができると、顧客は自分好みの商品を手にすることが可能になります。

反対に、マクドナルドのようなテーブルデリバリーサービスをららぽーと海老名のようなフードコートでも活用できると、より快適な時間を顧客へ提供することが可能になります。

今後拡大すると予想されるモバイルオーダーだからこそ、他社を参考にしながら自店舗に最適なサービスを企業が提供し、顧客にとってより便利で魅力的な店舗が増えていくことを願っています。

 


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データ連携の活用に関する詳細が知りたい方や、OMOのためのアプリマーケティングにお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください!

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