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ネイティブアプリとは?Webアプリとの違いやメリット・デメリット、向いているケースを解説

ネイティブアプリとは?Webアプリとの違いやメリット・デメリット、向いているケースを解説

ネイティブアプリとは、App StoreやGoogle Playなどのアプリストアからスマートフォンやタブレットにインストールして利用するアプリのことです。

一方で、アプリにはWebブラウザ上で利用するWebアプリや、ネイティブアプリとWebアプリの特徴を組み合わせたハイブリッドアプリ、Webアプリをネイティブアプリのように利用できるPWAなど、複数の形式があります。

そのため、自社アプリの開発を検討する際は、「どの形式で開発すべきか」「ネイティブアプリを選ぶメリットはあるのか」「費用や運用面で注意すべき点は何か」を整理しておくことが大切です。

 

本記事では、ネイティブアプリの意味や代表例、Webアプリとの違い、メリット・デメリット、ネイティブアプリが向いているケースをわかりやすく解説します。

 

ネイティブアプリとは

ネイティブアプリとは

App StoreやGoogle Playなどのアプリストアを経由して、スマートフォンやタブレットなどの端末にインストールして使うアプリをネイティブアプリといいます。

iPhoneやiPadなどのApple端末はiOS、Android端末はAndroid OSに対応したアプリを利用するため、プッシュ通知やカメラ、位置情報などの端末機能を活用しやすい点が特徴です。

アプリを利用する際にはインストールの手間がありますが、一度インストールすればスマートフォンやタブレットのホーム画面に表示されるため、素早く起動できます。

 

また、アプリによっては一部の機能をオフライン環境でも利用できます。

ただし、SNSアプリやECアプリなど、通信環境がないと利用できない機能を含むアプリもあります。

導入を検討する際は、オンライン・オフラインそれぞれの環境で、どの機能を利用できるようにするかを事前に整理しておくことが大切です。

ネイティブアプリの代表例

前述の通り、スマートフォンやタブレットに直接インストールして利用するアプリをネイティブアプリといいます。

端末機能を活用しやすく、スムーズな動作を実現しやすいため、日常的に使われるさまざまなアプリで採用されています。

代表例は以下の通りです。

 

  • ゲームアプリ

    高度なグラフィック処理やリアルタイムの操作性が求められるゲームアプリでは、ネイティブアプリが採用されることがあります。

    具体例としては、モンスターストライクやパズル&ドラゴンズ、Pokémon GOなどが挙げられます。

  • モバイル決済・金融アプリ

    顔認証や指紋認証、カメラ、位置情報などの端末機能と連携することで、利便性やセキュリティに配慮したアプリを開発できます。

    具体例としては、各銀行の公式アプリや楽天ペイ、PayPayなどが挙げられます。

  • SNS・コミュニケーションアプリ

    通知機能やカメラ、マイクなどを活用するSNS・コミュニケーションアプリでも、ネイティブアプリの特徴を活かしやすいです。

    LINEやTikTokなどが具体例として挙げられます。

  • カメラ・画像編集アプリ

    カメラ機能や画像処理機能を活用するアプリでは、ネイティブアプリが適しているケースがあります。

    具体例としては、SNOWやLightroom Mobileなどが挙げられます。

 

Webアプリとは

Webアプリとは

ChromeやSafariなど、パソコンやスマートフォンのWebブラウザを通じて利用するアプリケーションをWebアプリといいます。

利用者はブラウザを介してアクセスできるため、パソコンやスマートフォンに専用アプリをインストールする必要がありません。

インターネット環境があれば手軽に利用できる点が特徴です。

 

代表例としては、GmailやGoogle ドキュメントなどのクラウドサービス、ECサイト、予約システムなどが挙げられます。

ただし、Webブラウザ上で利用する仕組みのため、通信環境の影響を受けやすい点には注意が必要です。

また、Webアプリと似た選択肢として、ミニアプリもあります。

 

ミニアプリとは、スーパーアプリと呼ばれるアプリをプラットフォームとして、その中で利用できるアプリのことです。

新たにアプリをダウンロードせずに利用できる点はWebアプリと共通していますが、利用する場所がWebブラウザ上ではなく、特定のアプリ内である点が異なります。

 

ネイティブアプリとWebアプリの違い

ネイティブアプリとWebアプリの違い

ネイティブアプリとWebアプリには、利用方法や動作環境、利用できる機能、開発・運用コストなどに違いがあります。

主な違いは以下の通りです。

  ネイティブアプリ Webアプリ
利用方法 ストアから端末にダウンロードして利用 ブラウザでURLにアクセスして利用
動作する場所 スマホやタブレットなどの端末上 Webブラウザ上
インストールの有無 必要 不要
利用できる機能 カメラやプッシュ通知、GPSなどを活用できる ブラウザの仕様に依存
動作速度 高速 通信環境に依存
オフライン利用 可能(一部利用できないものもある) 実装内容によっては一部機能を利用できる場合がある
公開方法 配信するOSに合わせて各ストアのアカウントを作成し、アプリのビルドと署名を行った上でストアに申請
その後、審査があり通過することで公開できる
ドメインの取得やサーバーの用意が必要
クラウド上で利用できるプラットフォームを活用すると手軽に公開できる
集客経路 アプリストア内検索、Web・SNS経由・広告、インフルエンサーの活用・リアル店舗からの誘導 SEO・SNSマーケティング・コミュニティの活用
開発・運用コスト Webアプリやハイブリッドアプリよりも高くなりやすい 比較的抑えやすい

ネイティブアプリとWebアプリの大きな違いは、端末にインストールして利用するか、Webブラウザ上で利用するかという点です。

ネイティブアプリは端末上で動作し、カメラや位置情報、プッシュ通知などの端末機能を活用しやすい一方、Webアプリはブラウザを介してインターネット上で利用します。

また、開発や運用コストにも違いがあります。

 

Webアプリは、単一のコードベースで複数の端末から利用しやすいため、開発期間や運用コストを比較的抑えやすい傾向があります。

一方、ネイティブアプリはiOSとAndroidでそれぞれ対応が必要になる場合があり、開発・保守・アップデートにかかる費用が高くなりやすい点に注意が必要です。

なお、ブラウザ上で利用するアプリとスマートフォンアプリの違いをさらに詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

 

ブラウザアプリとスマートフォンアプリの違いや、自社アプリを導入するメリットについて詳しく解説しています。

ハイブリッドアプリ・PWAとの違い

ハイブリッドアプリ・PWAとの違い

次に、ハイブリッドアプリとPWAとの違いについて解説していきます。

ハイブリッドアプリとは

ネイティブアプリとWebアプリの特徴を組み合わせたアプリを、ハイブリッドアプリといいます。

一般的には、Web技術を活用しながら、ネイティブアプリのように端末へインストールして利用できる点が特徴です。

ハイブリッドアプリの仕組みの一つに、「WebView」という技術があります。

 

WebViewとは、アプリ内にWebコンテンツを表示する機能のことです。

WebViewを活用することで、アプリ内でWebページやWebコンテンツを表示できます。

ハイブリッドアプリは、開発方式によってはiOSとAndroidの両方に対応しやすく、開発期間やコストを抑えやすい場合があります。

 

一方で、ネイティブアプリと比べると、動作速度や表現の自由度に制約が出るケースもあります。

また、アプリストアで公開する場合は、ネイティブアプリと同様に審査が必要です。

WebViewの仕組みやネイティブアプリとの違いについて詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。

PWAとは

PWAとは「Progressive Web Apps」の略で、Webアプリをネイティブアプリのように利用できる仕組みのことです。

対応しているブラウザや端末では、Webサイトをホーム画面に追加したり、プッシュ通知やオフライン利用などの機能を活用したりできます。

PWAはアプリストアを経由せずに提供できるため、ストア審査を待たずに更新しやすい点がメリットです。

 

ただし、利用できる機能はブラウザやOSの仕様に左右されるため、ネイティブアプリと同じ自由度で端末機能を活用できるとは限りません。

そのため、PWAを検討する際は、実現したい機能や対象ユーザーの利用環境を踏まえて、ネイティブアプリやWebアプリと比較することが大切です。

 

ネイティブアプリのメリット

ネイティブアプリのメリット

ネイティブアプリとWebアプリ、ハイブリッドアプリ、PWAの特徴を踏まえたうえで、あらためてネイティブアプリのメリットを見ていきましょう。

ネイティブアプリには、主に以下の5つのメリットがあります。

起動や動作がスムーズ

ネイティブアプリは、スマートフォンにインストールするとホーム画面にアイコンが表示されるため、タップするだけで手軽に起動できます。

Webアプリのように、ブラウザを開いてURLにアクセスする手間がないため、スムーズに利用しやすい点がメリットです。

また、アプリの仕様によっては、一部の機能をオフライン環境でも利用できます。

 

ただし、SNSアプリやECアプリなど、通信環境が必要な機能を含むアプリもあるため、オフラインで利用できる範囲はアプリごとに異なります。

ECサイトを提供している企業の場合、アプリを開発することで、ユーザーがスマートフォンのホーム画面から直接アクセスできるようになります。

Web検索やブラウザ操作の手間を減らせるため、リピート購入や継続利用の促進にもつなげやすくなります。

カメラ・位置情報・プッシュ通知など端末機能を活用できる

ネイティブアプリは、カメラや位置情報、プッシュ通知などの端末機能を活用しやすい点が特徴です。

例えば、店舗アプリでは位置情報と連動し、店舗の近くにいるユーザーへ限定クーポンやセール情報をプッシュ通知で配信するなどの活用が考えられます。

また、来店時にアプリを起動してスタンプや来店ポイントを付与するチェックイン機能、最寄り店舗の検索、営業時間や混雑状況の確認なども実装できます。

 

紙の会員カードやスタンプカードと比べて、ユーザーの利便性を高めやすい点もメリットです。

特にプッシュ通知は、アプリを起動していないユーザーにも情報を届けられるため、再来店や再購入を促す施策として活用しやすい機能です。

プッシュ通知の仕組みや活用時のポイントについては、以下の記事で詳しく解説しています。

継続的な利用を促しやすい

ネイティブアプリは、継続的な利用を促しやすい点もメリットの一つです。

一度インストールされると、ユーザーが削除しない限り端末に残り続けるため、ホーム画面から再訪してもらいやすくなります。

継続利用を促すには、プッシュ通知や位置情報、会員機能などの活用が重要です。

 

ユーザーの属性や利用状況、最終アクセスからの経過日数などに合わせて、適切なタイミングで通知やクーポンを配信できれば、店舗やECサイトへの再訪を促しやすくなります。

また、「アプリ限定セール」「アプリ限定クーポン」など、アプリを利用する理由を継続的に提供することで、アンインストールの抑制やリピート利用の促進につなげられます。

アプリ内課金や会員機能を組み込みやすい

ネイティブアプリでは、アプリ内課金や会員機能を組み込みやすい点もメリットです。

アプリ内課金とは、App StoreやGoogle Playなどを通じて、アプリ内でデジタルコンテンツや追加機能などを購入できる仕組みのことです。

アプリ内課金には、ゲーム内アイテムのように購入後に消費されるタイプや、追加機能のように購入後も継続して利用できるタイプ、月額・年額で利用するサブスクリプション型などがあります。

 

ただし、アプリ内課金を導入する場合は、プラットフォームごとの規約や手数料、決済方法の条件を確認しておく必要があります。

また、会員機能を組み込むことで、ポイント機能やクーポン配信、購入履歴に応じた情報配信なども行いやすくなります。

ユーザーにとってメリットのある情報を継続的に提供できれば、集客力や売上向上につながる可能性があります。

自社独自の顧客体験を設計しやすい

ネイティブアプリは、Webアプリと比較して、デザインや機能を柔軟に設計しやすい点もメリットです。

起動画面やUIパーツ、画面遷移のアニメーションなどを工夫することで、自社のブランドイメージに合わせた顧客体験を提供しやすくなります。

また、プッシュ通知や位置情報、カメラなどの端末機能を活用することで、ユーザー体験の向上にもつなげられます。

 

購入履歴や閲覧履歴、アプリ内の行動データをもとに、一人ひとりに合わせたメッセージ配信やクーポン配信を行うことも可能です。

競合他社と差別化を図りたい場合や、オリジナリティのある顧客体験を提供したい場合は、ネイティブアプリが選択肢になります。

 

ネイティブアプリのデメリット

ネイティブアプリのデメリット

ネイティブアプリには多くのメリットがある一方で、デメリットもあります。

以下で紹介する注意点に懸念がある場合は、Webアプリやハイブリッドアプリ、PWAなど、他のアプリ形式も含めて検討するとよいでしょう。

インストールのハードルがあり、新規ユーザーを獲得しにくい

ネイティブアプリは、アプリストアで検索し、ダウンロードしてから利用を開始する必要があります。

利用開始までに複数の工程があるため、ユーザーによってはインストールをためらう可能性があります。

そのため、Webサイトや店舗、SNS、広告などからアプリへスムーズに誘導する導線設計や、インストールするメリットの提示が重要です。

 

店舗でアプリのダウンロードを促す場合は、QRコードを掲載したPOPやポスター、チラシなどを設置すると、ユーザーがインストールしやすくなります。

また、「アプリ限定クーポン」「初回ダウンロード特典」「ポイント増量キャンペーン」など、インストール後に得られるメリットを用意することで、ダウンロードを促しやすくなります。

アプリストア上で見つけてもらいやすくするには、ASO対策も重要です。

 

ASOの基本や具体的な対策方法については、以下の記事で詳しく解説しています。

アプリストアの審査に通らない可能性がある

ネイティブアプリをリリースする際は、App StoreやGoogle Playの審査を受ける必要があります。

審査基準に抵触すると、アプリがリジェクトされ、修正後に再申請が必要になる場合があります。

リジェクト理由としては、以下のようなケースが考えられます。

 

  • バグやリンク切れがあるなど、アプリが正常に動作しない
  • アプリの説明文やスクリーンショットなどのメタデータが不適切である
  • アプリの内容がガイドラインに沿っていない

 

メタデータとは、アプリ名、説明文、スクリーンショット、プレビュー画像など、ストア上でユーザーに表示される情報のことです。

アプリ本体だけでなく、ストア掲載情報も含めて事前に確認しておく必要があります。

開発・運用コストが高くなりやすい

ネイティブアプリは、iOSとAndroidの両方に対応する場合、それぞれのOSに合わせた開発や検証が必要になるケースがあります。

そのため、Webアプリと比べて開発コストが高くなりやすい傾向があります。

また、専門的な知識を持つエンジニアや開発体制が必要になるため、人件費や制作期間も考慮しておく必要があります。

 

リリース後も、アップデートや不具合の修正、OSのバージョンアップへの対応などが必要です。

改修内容によっては、再ビルドやストア審査が必要になる場合もあるため、初期開発費だけでなく、運用・保守にかかる費用も見込んでおきましょう。

開発コストをできる限り抑えたい場合は、Webアプリやハイブリッドアプリ、PWAなども選択肢になります。

 

自社で実現したい機能やユーザー体験、予算、運用体制を踏まえて、適した形式を検討することが大切です。

また、ネイティブアプリは、対応OSや必要な機能、外部システムとの連携範囲によって開発費用が大きく変わります。

アプリ開発費用の考え方や見積もり時に確認すべきポイントを整理した資料をご用意していますので、費用感を把握したい方は以下よりご覧ください。

▼見積もり依頼をする前にどんな準備が必要かわかる!
比較検討で迷わない!アプリ開発費用と正しい見積もりの取り方

 

OSごとの対応やアップデートが必要になる

ネイティブアプリは、OSの仕様に合わせて動作するため、iOSとAndroidの両方に対応する場合は、それぞれのOSに合わせた検証や改修が必要です。

OSごとに開発環境や仕様が異なるため、新機能の追加や不具合の修正を行う際にも、各OSでの動作確認が欠かせません。

また、AppleやGoogleによるOSアップデートに伴い、アプリ側でもメンテナンスが必要になる場合があります。

 

新しいOSでも正常に動作するか、レイアウトが崩れないか、端末機能との連携に問題がないかなどを確認し、必要に応じて修正する必要があります。

そのため、ネイティブアプリを開発する際は、リリース後の運用・保守体制まで含めて検討しておくことが大切です。

 

ネイティブアプリ・Webアプリ・ハイブリッドアプリ・PWAの比較表

ネイティブアプリ・Webアプリ・ハイブリッドアプリ・PWAの比較表

以下では、ネイティブアプリ、Webアプリ、ハイブリッドアプリ、PWAそれぞれの特徴をまとめています。

メリット・デメリットを比較しながら、自社に合ったアプリ形式を検討してみてください。

アプリの種類 メリット デメリット 向いているケース
ネイティブアプリ
  • 起動や動作がスムーズ
  • 端末機能を活用できる
  • 継続的な利用を促しやすい
  • アプリ内課金や会員機能を組み込みやすい
  • 自社独自の顧客体験を設計しやすい
  • 新規ユーザーを獲得しにくい
  • アプリストアの審査に通らない可能性がある
  • 開発・運用コストが高くなりやすい
  • OSごとの対応やアップデートが必要になる
  • 高度なグラフィックや処理性能が求められるサービスの提供を検討している企業
  • デバイス固有の機能を多用するサービスを検討している企業
  • 高いリピート率や顧客ロイヤリティを狙っている企業
Webアプリ
  • インストールの手間がかからない
  • アプリケーションストアの審査が必要ない
  • 手数料がかからない
  • どのOSでも利用できる
  • 通信環境が整っていないと利用できない
  • 通信環境やブラウザの仕様に影響を受ける
  • こまめなアップデートが必要になるサービスの提供を検討している企業
  • 初期のユーザー獲得を重要視している企業 など
ハイブリッドアプリ
  • 端末の機能を活かせる
  • 開発コストを削減できる
  • 複数OSに対応しやすい
  • 動作・起動に時間がかかる
  • 実装内容によっては動作速度や表現に制約が出る
  • 開発コストを抑えてiOSとAndroidの両方でアプリを展開したい企業
  • 頻繁に更新が必要な情報提供型サービスを検討している企業
PWA
  • 実装内容によってはオフライン利用に対応できる
  • 一部の端末機能を活用できる
  • アプリケーションストアの審査が必要ない
  • 手数料がかからない
  • 新規ユーザーを獲得しにくい
  • 利用できる機能がブラウザやOSの仕様に左右される
  • 開発コストや開発期間を抑えたい企業
  • App StoreやGoogle Playの審査を避けて提供したい企業
  • プッシュ通知を活用したい企業
  • ユーザーの利用開始までのハードルを低くしたい企業

 

ネイティブアプリが向いているケース

ネイティブアプリが向いているケース

ネイティブアプリは、端末機能を活用したい場合や、継続的な顧客接点を作りたい場合に向いています。

例えば、プッシュ通知や位置情報、カメラ、会員証、ポイント、クーポン、アプリ内決済などを組み合わせて、ユーザーごとに最適な体験を提供したいケースです。

また、店舗アプリやECアプリのように、リピート利用や再購入を促進したい場合にも適しています。

 

ホーム画面から起動しやすく、プッシュ通知でキャンペーン情報やクーポンを届けられるため、継続的な接点づくりに活用しやすい点が特徴です。

そのほか、高度なグラフィック処理やリアルタイム性が求められるゲームアプリ、カメラや位置情報などの端末機能を多用するアプリ、オフライン環境で一部機能を利用したいアプリなども、ネイティブアプリが選択肢になります。

店舗アプリでは、会員証・ポイント・クーポン・プッシュ通知などを組み合わせることで、来店促進やリピート利用につなげやすくなります。

 

店舗アプリで活用できる主な機能については、以下の記事で詳しく解説しています。

会員証やポイントカードをアプリ化したい場合は、デジタル会員証の導入も有効です。

デジタル会員証の主な機能や導入メリットについては、以下の記事で詳しく解説しています。

ネイティブアプリ以外が向いているケース

ネイティブアプリ以外が向いているケース

ネイティブアプリ以外の形式が向いているのは、初期コストを抑えて短期間で検証したい場合や、インストール不要で利用できる導線を重視したい場合です。

例えば、Webアプリはブラウザ上で利用できるため、ユーザーにアプリをインストールしてもらう必要がありません。

まずはサービスを素早く公開し、検索流入やWeb上の導線からユーザーを獲得したい場合に向いています。

 

ハイブリッドアプリは、Web技術を活用しながらアプリとして提供できる形式です。

開発方式によっては、iOSとAndroidの両方に対応しやすく、開発期間やコストを抑えやすい場合があります。

PWAは、Webアプリをネイティブアプリのように利用できる仕組みです。

 

ブラウザやOSの仕様に左右される部分はありますが、ホーム画面への追加やプッシュ通知などに対応できる場合があります。

また、新たにアプリをインストールしてもらうハードルを抑えたい場合は、LINE上で利用できるLINEミニアプリも選択肢になります。

LINEミニアプリでできることや導入メリットについては、以下の記事で詳しく解説しています。

ネイティブアプリ開発を検討する際のポイント

ネイティブアプリ開発を検討する際のポイント

最後に、ネイティブアプリの開発を検討する際に確認しておきたいポイントを解説します。

アプリの形式を選ぶ際は、実現したい機能だけでなく、対応OS、開発方式、費用、運用体制まで整理しておくことが大切です。

アプリで実現したい機能を整理する

まずは、アプリの目的や実現したい機能、ターゲットユーザーを明確にします。

機能を整理する際は、想定ユーザーが「いつ」「どのような状況で」「何を達成したいのか」をもとに洗い出すとよいでしょう。

そのうえで、機能を「必須の機能」「優先度の高い機能」「将来的に追加を検討する機能」に分けておくと、開発範囲や予算を整理しやすくなります。

 

例えば、会員証、ポイント、クーポン、プッシュ通知、店舗検索、アプリ内決済など、実現したい機能を具体的に整理しておくことが重要です。

また、アプリ開発では機能要件と非機能要件を整理しておく必要があります。

機能要件とは、ログイン機能や通知機能、決済機能など、ユーザーが利用する具体的な機能のことです。

 

非機能要件とは、セキュリティ、表示速度、安定性、保守・運用体制など、システムの品質に関わる要件を指します。

ネイティブアプリを開発する際は、目的や必要な機能、ターゲットユーザー、運用体制を事前に整理しておくことが重要です。

アプリ開発前に整理すべき項目や企画書作成のポイントについては、以下の記事で詳しく解説しています。

対応OSや開発方式を検討する

ネイティブアプリを開発する際は、iOSとAndroidのどちらに対応するか、または両方に対応するかを検討する必要があります。

対応OSは、ターゲットユーザーの利用端末や、アプリを提供する地域、サービスの目的などを踏まえて判断しましょう。

開発方式には、OSごとに最適化して開発する方法や、クロスプラットフォーム開発を活用する方法があります。

 

OSごとに開発する場合は、iOSではSwift、AndroidではKotlinなどが使用されることがあります。

各OSに合わせた開発ができる一方で、開発体制や費用、期間が大きくなりやすい点に注意が必要です。

クロスプラットフォーム開発は、共通のコードベースを活用して、iOSとAndroidの両方に対応しやすくする開発方式です。

 

FlutterやReact Nativeなどのフレームワークが代表例です。

開発期間や運用負荷を抑えやすい一方で、実装したい機能や求めるパフォーマンスによっては、個別対応が必要になる場合もあります。

自社での開発が難しい場合は、アプリ開発会社への外注も選択肢になります。

 

外注するメリット・デメリットや、開発会社を選ぶ際に確認すべきポイントについては、以下の記事で詳しく解説しています。

開発費用だけでなく運用・改善の体制も確認する

ネイティブアプリ開発では、初期開発費だけでなく、リリース後の運用・改善にかかる費用や体制も確認しておくことが大切です。

リリース後は、不具合修正、機能追加、OSアップデートへの対応、ストア審査への対応などが発生する場合があります。

また、ユーザーのレビューや行動データをもとに改善を続けることも重要です。

 

利用状況を分析し、離脱しやすい箇所や利用されていない機能を把握できれば、UI改善や通知施策、コンテンツ改善などにつなげられます。

アプリ開発では、初期開発費だけでなく、リリース後の保守・運用・改善にかかる費用も確認しておく必要があります。

アプリ開発費用の相場や内訳、見積もり時の注意点については、以下の記事で詳しく解説しています。

アプリで実現したい機能や開発方式を整理するには、企画段階で要件を明確にしておくことが大切です。

アイリッジでは、アプリの企画整理やRFP作成の支援も行っています。

自社アプリの方向性や要件整理に不安がある方は、以下よりお気軽にご相談ください。

アプリ企画/RFP作成支援

 

まとめ:ネイティブアプリの特徴を理解し、自社に合う開発方法を検討しよう

まとめ:ネイティブアプリの特徴を理解し、自社に合う開発方法を検討しよう

ネイティブアプリは、App StoreやGoogle Playなどのアプリストアから端末にインストールして利用するアプリです。

起動や動作がスムーズで、カメラ・位置情報・プッシュ通知などの端末機能を活用しやすい点が特徴です。

会員証やポイント、クーポン、アプリ内決済などを組み合わせることで、継続的な顧客接点づくりにも活用できます。

 

一方で、インストールのハードルがあることや、開発・運用コストが高くなりやすいこと、OSごとの対応やアップデートが必要になることには注意が必要です。

Webアプリやハイブリッドアプリ、PWAなどの形式もあるため、実現したい機能やユーザー体験、予算、運用体制を踏まえて、自社に合う開発方法を検討しましょう。

アイリッジの「APPBOX」では、アプリに必要な機能を組み合わせながら、企画・開発・運用まで支援しています。

 

自社アプリの開発やリニューアルを検討している方は、以下の資料もぜひご覧ください。

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